通常であればAndroidアプリを作るには最低限Javaを覚え、Android APIを使ったプログラミングに慣れる必要があるが、App Inventorはそれらの知識を必要としない。
アプリを作るにはプロジェクトを作成し、後は自分が作り上げたいアプリの機能をパレットから選んで配置、設定していくだけでいい。パレットにはベーシック、メディア、アニメーション、ソーシャルなど各カテゴリ別にオブジェクトが用意されている。例えばベーシックにはボタン、キャンバス、チェックボックス、イメージ、ラベル、テキストボックスなどだ。
これらの各機能を持つオブジェクトを配置し、それぞれの実行機能を設定してやるだけでいい。
例えばボタンを押した時に指定したサウンドファイルを再生させる、などはボタン配置、サウンド再生設定などをマウスを使って操作するだけで実現することができる。この間、ソースコードを書く必要はない。概要は下の動画を見れば一目瞭然だ。
App InventorではGPS機能にアクセスすることもできるし、メールなどのメッセージング機能を始めとした携帯電話の基本機能を使うことも、TwitterなどAPIを公開しているウェブサイトのサービスと連携したアプリを作成することも可能。
シンプルなアプリを作るツールとしてはとても便利な存在になるかもしれない。
正式に利用できるまでにはまだ数週間かかるが興味のある方は下記ページより事前登録しておくことをオススメしたい。Googleアカウントを入力後、さらにいくつかの項目を入力する必要があるが、4、5項目なのですぐに終わるはずだ。
【情報元、参考リンク】
App Inventor for Android/About App Inventor
App Inventor/登録ページ