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Google、Androidのコピーアプリ防止の為、ライセンスのオンライン認証サービスを導入

米Googleは現地時間27日、Android用有料アプリを対象にした新しいライセンス管理サービス「Licensing Service for Android Applications」を導入したことを発表した。この管理サービスは、有料アプリの不正コピーを防ぐ目的で取り入れられたもので、従来のコピープロテクト機能よりも一歩踏み込んだ対策がアプリ開発者に対して提供される。上手く利用されれば海賊版アプリの防止に一役買うことができるものと期待される。


管理サービスが提供する具体的な機能は、オンラインでのライセンス認証だ。

通常、ユーザーが有料アプリを購入した際には購入記録が残される。この管理サービスのライブラリを利用すれば、該当アプリを使っているユーザーの購入記録をチェックできるのだ。例えば、ライブラリを組み込み、アプリの起動時に認証を行うように設定したとしよう。この場合、ユーザーがアプリを起動する度にオンラインでライセンス認証が行われる。認証の際にはユーザーデータ、アプリデータがAndroid Marketのライセンスサーバーに対して送信され、購入記録と照し合わせられる。照合の結果、該当する購入記録が存在しなかった場合、ユーザーはアプリを正規に購入していない、と判断されるわけだ。

この場合のアプリの動作は、開発者が指定することができる。アプリの一部の機能を制限したり、全機能を利用不可にしたり、何らかのメッセージを表示させるなどの特定の動作を取らせたり、自由に設定することが可能だ。おそらく多くの開発者は機能を制限し、正規版を購入することを促すメッセージを表示させたり、といった利用法を採るものと予想される。

また、オンライン認証のタイミングもアプリ開発者が指定できる。

さらに、たまたまネットワークに繋がらない場所にいた場合などの措置も自由に指定できる。この場合はオンライン認証をしたくともできない状況にある為、安易に利用を停止させるわけにはいかない。実際にこのライセンス管理サービスを利用する場合には、ある程度バランスを見て組み込まれるはずだ。

いずれにしても不正コピーは難しくなるだろう。

なお、Googleは今後数ヶ月を掛け、徐々に新管理サービスへ切り替えていく方針を示している。また、利用条件はAndroid 1.5以降だ。

【情報元、参考リンク】
Google Android Developers Blog/Licensing Service For Android Applications
TechCrunch Japan/Android、海賊版アプリ退治に新たなライセンス・メカニズムを提供

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