uniConnectは、2009年にiPhoneを企業の内線電話として利用するためにエス・アンド・アイが開発した発信専用ダイヤラー。仕組みとしては、米国コミュニゲート・システムズ社のCommuniGate Pro(SIPサーバー)を経由して、スマートフォンからの「会社の電話番号での発着信(FMC:Fixed Mobile Coveragence)」を実現している。これまではiPhone専用サービスだったが、8月1日よりAndroidスマートフォンも対象になり、端末の選択肢が広がった。
実際にこのサービスを導入した場合、自分の端末の電話番号で発信する場合には標準のダイヤラーを使う。会社の番号で発信したい場合にはuniConnectのダイヤラーから行う。通話料金は明確に分離管理される為、プライベート番号の料金請求に会社の番号からの発信分が加算されるようなことはない。
また、uniConnectはダイヤラー機能だけに特化したサービスではなく、統合ソリューションになる。
具体的には主に次のような機能を備えている。
- 電話(会社の外線/内線番号を利用可能)
- メール
- スケジューラ
- チャット
- 固定/携帯通話を一元的に社内録音可能(※オプション)
このサービスは有料だが、同社はお試し期間を4週間設けている。お試しキャンペーンではスマートフォン1台につき9,800円の価格で1社2~4名が利用できる。導入を検討する企業はまずはキャンペーンを利用して数名で評価し、その上で本格的に取り入れる、という流れになるだろう。キャンペーンに参加した場合、電話の発着信の他、専用ウェブブラウザベースでの電子メール、スケジューラおよびチャットの機能を利用することができる。
正式導入では25~数千万ユーザーにまで対応可能だという。
【情報元、参考リンク】
エス・アンド・アイ/プレスリリース
エス・アンド・アイ・uniConnect紹介ページ