同社はこれまでにもAndroid向けサービスの開発に取り組んできており、6月には雑誌閲覧ソフトウェア「NetFront Magazine Viewer」を開発し、電子雑誌の配信サービスも開始している。また、国内外の多くのモバイル機器に搭載されてきたブラウザ「NetFront」シリーズもAndroid向けに対応させ、世界中の通信事業者や端末メーカー向けに提供されている。
今後はこれらの取り組みをさらに本格的にしていくということだ。
今回発表された「Graffiti for Android」についても今後は日本語対応バージョンが近日中にリリースされる予定になっている。加えて、同社は手書き入力関係の特許を多数所有している為、さらに魅力的なアプリケーションが登場する可能性も期待できる。
また、同社は国内のAndroid市場を活性化させるため、ワンセグ、赤外線モジュールといった国内市場特有のサービスを可能にするアプリなども提供していく方針を示している。
同社の発表にあわせ、Googleのモバイルプラットフォーム担当バイスプレジデント、アンディ・ルビン氏は次のように述べている。
「ACCESSは、モバイルソフト分野における日本のパイオニアです。日本では、モバイルインターネットを実現するスマートフォンへの需要が劇的に高まっています。OHAは、Androidプラットフォームが市場における最適なオープンプラットフォームとなるべく普及活動に取り組んでいます。ACCESSは、日本におけるOHAのこうした取り組みを支援してくれるものと確信しています」
ACCESSの代表取締役社長、鎌田富久氏も、「ACCESSは創業以来、『すべての機器をネットにつなぐ』ビジョンのもと、世界中の人々のデジタルライフを豊かにする先進のモバイルソフトウェア技術やサービスの開発に注力してきました。Androidプラットフォームを支援することは、当社のビジョンをさらに前進させるものです。ACCESSは、今後とも、Androidプラットフォーム上で動作するアプリケーションやサービスの拡充にまい進していきます」と述べている。
下は「Grafitti for Android」のインストールから実際の利用までを紹介した動画。
【情報元、参考リンク】
ACCESS/プレスリリース