米Appleは3月、台湾HTCを特許侵害の疑いで提訴した。一方のHTCも5月に入ってからAppleを特許侵害の疑いで提訴した。米国際貿易委員会(ITC)はこれらの提訴を受け、両社の調査を開始した。Appleの要請によるHTCの調査は3月末に発表され、対するAppleへの調査開始は6月11日に発表されている。両社の特許侵害対決がいよいよ本格的に始まったことになるが、結果が出るまでにはしばらく時間がかかる。お互いの特許侵害領域の詳細はわかっていないが、分野は明らかになっている。AppleはiPhoneのUIを始めとする技術が侵害されたと訴えており、HTCは携帯電話端末の電源管理や電話帳に関する技術が侵害されたと訴えた。
Appleの先制パンチにやり返した形になるHTCだが、彼らは米国での「iPhone」「iPod」「iPad」などの販売差し止めを要求している。
この両社の戦いは明らかに”iPhone vs Android”、”Apple vs Google”を表す象徴といえるだろう。
ここ数ヶ月間のAppleとGoogleの戦いの熾烈さは増すばかりだ。最近になってAppleはiPhoneからGoogle傘下のモバイル広告企業AdMobの締め出しまで行った。Appleは新しいiOS 4の規約のなかで、サードパーティ製の広告の排除に動き、具体的には独立系の広告ネットワークしか許可されないことになった。AdMobはGoogleに買収された企業であり、独立系ではない。iPhone、iPadなどへの広告配信は事実上閉ざされたことになる。
そして、HTCはGoogleブランドのAndroidスマートフォン「Nexus One」の開発を受け持ったメーカーだ。Android端末への注力振りには目を見張るものがあり、同社は次々と新しいAndroid端末を送り出している。その中で「HTC Desire」や「HTC EVO 4G」などのヒット商品も生まれた。
両社の戦いは最終的にいい落し所が見つかればいいが、双方共に引く構えを見せなかった場合やITCの調査結果次第では何らかのダメージが及ぶ可能性も否定できない。戦いの行方は業界全体、ユーザー、皆が注視しているはずだ。
【情報元、参考リンク】
ITC/プレスリリース
ITMedia/米国際貿易委員会、特許侵害の疑いでAppleを調査
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