米Googleは現地時間23日夜、Android Marketから2つのアプリが削除されたことをAndroid Developers Blogで発表した。削除されたアプリは2つとも規約に違反したもの。Marketからの削除は開発者が行い、同社は該当アプリをインストールしたユーザーの端末からリモート操作によってアンインストールの処理をしたと明かしている。Market、端末から削除されたことで基本的に該当アプリは一掃されたことになる。
今回の発表は海外の複数メディアによれば、無法地帯と指摘されることもあるAndroid Marketの安全機構を訴える役目があったものと考えられているようだ。
通常、危険なアプリや規約違反のアプリが発見された場合、GoogleはAndroid Marketからの削除を行うが、それと同時にユーザーの端末からのリモート削除も可能だという。この2つの処理により、基本的に該当アプリの完全な排除が可能になる。
もちろん情報流出や、すでに起きた害を回復することはできないが、被害の拡大を防ぐことはできる。
スマートフォン市場で先行する米AppleのiPhoneアプリが厳しい審査を受ける一方で、Androidアプリは自由な点が売りの一つ。一方で、自由すぎるために危険なアプリも数多く存在しているとの指摘が最近になって少しずつ言われ始めている。今回のGoogleの発表はそういった動きへの牽制だとの見方が強いようだ。
具体的に今回削除対象となったアプリは、アプリの実体とは異なる偽りの説明文が表記されていたものだという。セキュリティ研究者が研究目的のために開発、リリースしていたアプリで、実質的な危険性はなかったようだ。ただし、規約違反には該当するため、削除の措置が取られたということだ。Marketからの削除処理を行ったのはアプリ開発者で、Googleはユーザーの端末からのリモート削除処理を担当した。
なお、Googleはリモート削除機能に関しては、本当に危険な場合にしか使うつもりはない、としている。できるだけ使いたくないが、ユーザーの端末を守るために必要な場合には迅速に対処する、ということだ。
【情報元、参考リンク】
AndroidCentral/Google remotely wipes app from a few phones, explains why
Android Developers Blog/Exercising Our Remote Application Removal Feature
Photo by M i x y.
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