22日にアールストリームから発表された7インチのディスプレイを搭載したAndroidタブレット端末「アンドロイドパッド(仮)」、及び詳細スペックが明かされたスマートフォン「Rstream A1」に関する続報をお伝えしたい。いくつかの点に関して同社に問い合わせた結果、広報担当者から情報を得られることができた。まず、両商品とも基本的には法人向けだが、必ずしも一般消費者が入手できない、ということではないという。同社はBtoBtoCでの展開はありえるとしている。すなわち、提携先パートナー企業が一般消費者向けに販売するビジネスモデルを考えるのならば、一般消費者はその企業を通して端末を購入できることになる。
アールストリームとしては提携先パートナーのビジネスモデルを制限する意向を持っていないため、鍵はパートナー企業次第となる。Rstream A1、そしてアンドロイドパッドのコンシューマ向け拡販に関心を持つ企業が現れ、そして交渉がまとまるかどうかがポイントだ。
Rstream A1は一般消費者にとってはスペック上は特記すべき魅力はやや少なく見える。SIMロックフリー端末というポイントはあるが、すでにNTTドコモから「Xperia」、ソフトバンクから「HTC Desire」がリリースされている状況を考えると、一般向け販売の要望は少なそうだ。しかし、一方のアンドロイドパッドは期待できるかもしれない。7インチのディスプレイを持ち、国内に拠点を置く企業が販売するモデルは現状では少なく、Camangi JapanのWebStationしかない。同社は台湾Camangiの日本法人として国内展開に向けたローカライズ、サポートなどの体制を整えた上で販売している。アールストリームのアンドロイドパッドも安心して使える商品の有力候補の一つになる可能性がある。
今後の提携先パートナー探しの行方を見守りたい。
また、小ロットでの要望に関してはRstream A1を販社を通して販売することも検討しているという。
純粋なBtoBだけでなく、ある程度の数の端末を入手したいという事業者はコンタクトを取れば購入できる可能性もありそうだ。アンドロイドパッドに関しても同様の措置が取られる可能性があり、おそらく要望次第となるだろう。
なお、Rstream A1の発売時期は今秋、アンドロイドパッドの時期は現時点では未定だ。
最後に、Rstream A1の補足事項をお伝えしたい。昨日発表されたスペック表には搭載OSが「Android 2.1 Lite」と表記されていた。「『Lite』って何?」と思われた方もいたことと思う。現時点では詳細を公表できる段階にないとしつつも、簡単な回答は得られた。純粋にAndroid 2.1の機能を削り、軽量化を図ったものだということだ。具体的にフルバージョンとどの程度仕様が異なるかは、今後新たに情報を得られ次第お伝えするつもりだ。
【参考リンク】
アールストリーム/プレスリリース
GAPSIS/アールストリーム、IP電話機能搭載Android 2.1端末「Rstream A1」のスペックを発表
GAPSIS/アールストリーム、7インチのAndroidタブレット「アンドロイドパッド(仮)」を開発中と発表
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