現在のAndroidのOSアップデートの頻度は年に数度になっており、バージョンの乱立と言う状態を招いているが、Googleはこの問題の解消に取り組むようだ。1日に発表した最新のバージョン別シェアデータは2.1が45.1%を占めている一方で、1.5と1.6も依然として20%以上の高いシェアを誇っていた。この状況はアプリのデベロッパーにとってはターゲットの選定の難しさを招いている。1.5と1.6を安易に切り捨てるにはシェアの数字が高すぎる。
また、端末メーカーにとってもあまりに頻繁なアップデートは厄介だ。端末メーカーの多くは独自にUIを被せており、アップデートにはそれらの対応と検証が必要になる。頻繁なアップデートへの対応は困難な作業だ。
すでにこの問題は顕在化しており、バージョン1.6から2.1へのアップデートにも多くのメーカーが数ヶ月の期間を要している。2.1から2.2へのアップデートも一部の機種を除いて数ヶ月掛かる見込みだ。ようやくアップデート作業が完了したかと思うとGoogleから新バージョンがリリースされたのでは、休む暇もない。
結果としてGoogleはAndroidのOSアップデートの頻度を下げることを決めたようだ。最終的に年に1回のペースにすることを目指すという。Android社の共同創業者であり、現在はGoogleのモバイルプラットフォーム担当バイスプレジデントを務めるアンディ・ルビン氏が明かした。彼は、これまでのアップデートのペースが速すぎたと指摘し、今後は開発者のためにペースを落とし、年に1度の頻度に移行するつもりだと表明した。
この方針転換によって、今年後半に予定されていた次期バージョン、Gingerbreadのリリースも遅れるかもしれない。GingerbreadはAndroid 3.0のコードネームと噂されていたもので、今年中にリリースされる見込みだった。さらに言えば、昨年の時点での計画では2011年中にバージョン4.0になる予定とされていた。これらの予定は一旦白紙に戻りそうだ。おそらく年に一度、メジャーアップデートが実施されるだけになるだろう。
そうなると、次がバージョン3.0、その次が4.0、と年に一度数字が上がっていくことになるだろう。
情報元:Android will move to a yearly update cycle
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