先週の時点ではこのような情報だったが、同社に問い合わせた結果、営業部門のピーター・チョウ氏から詳細情報を得られた。まずは、EM501Rの特徴を紹介したPR画像から取り上げたい。
PR画像に記された端末の特徴は主に下記5点。
- Wi-Fiを内蔵した5インチのタッチスクリーン端末
- 動画撮影可能なカメラ
- 最大16GBの容量まで可能なmicro SDカードスロット
- 3段階に角度を調節できるスタンドを取り付け可能なデザイン
- スピーカー搭載
次にスペック詳細を確認したい。
前回の記事ではEM501Rのディスプレイサイズは4.8インチとお伝えしたが、どうやら実際は5インチの模様。この辺りは若干ハッキリしない印象も受けるが、スペックシートを見る限り5インチが正しいようだ。また、7インチのモデルはプレビュー動画にも映っていたが、HDMI出力が可能なオプションがあるようだ。3Gオプションもある。また、どちらの端末もやはりAndroid 1.5が搭載されている。
ただし、実はEM704Rに関してはもう一点資料がある。
なぜか重さが先のスペックシートと異なる。ただ、こちらのシートから新たにわかることもあり、フロントカメラは3メガピクセルのようだ。また、40言語に対応と記されている。
なお、一般消費者が手にできる時期は未定。サンプル出荷の時期はEM501Rが6月中、EM704Rが7月の予定。基本的には提携企業を通して販売する方針だということだ。そのため、ユーザーが直販で手に入れられる可能性は低い模様。現在は提携先を探している最中で、発売時期は不透明ということになる。
最終的に消費者が入手できる価格は、技術基準適合証明取得に掛かるコストや保証サービス、ローカライズなどの費用を乗せるとある程度跳ね上がってしまうかもしれない。それでも2万円前後程度で購入できる可能性があり、まずまず魅力的な端末といえそうだ。
今後も情報を追っていくつもりだ。
下は台湾で開催されたイベント「COMPUTEX 2010」で出展されていたもののプレビュー。
【参考リンク】
台湾AcorpのAndroidタブレット『EM501R/5インチ=88ドル・EM704R/7インチ=100ドル端末について、製品情報の回答がありました。