富士通、東芝の両社は17日、携帯電話事業の統合に基本的に合意したことを発表した。11日に日本経済新聞が本件について報じた際は直後に両社から否定の声明が発表されたが、1週間が経過した本日、改めて正式に公表された。事業統合は10月1日を目処に新会社を設立する形で行われる。具体的には東芝の携帯電話事業を移管する形で、富士通が新会社の株式の過半を取得する予定だ。新会社の名称は現時点では未定。また、統合に関する正式な契約は7月末を目処に締結される見込み。
富士通は声明の中で次のように述べている。
「両社は、今回の統合により国内における携帯電話端末の開発基盤を強化し、競争力のある携帯電話端末を開発することで国内シェアNo.1を目指します。また、双方が有する小型端末技術などを活かすことで、今後、市場が拡大するスマートフォンにおいて競争力の高い製品をタイムリーに提供してまいります」
また、声明の中では両社の携帯電話事業における強みがピックアップされて紹介されている。次のようなものだ。
「富士通はこれまで、NTTドコモ様向けに携帯電話端末プラットフォームの開発、防水防塵、指紋センサーやセンシング技術などの独自機能を搭載した携帯電話端末の開発・製造を行い、幅広い世代に受け入れられる製品展開を行っています。東芝は、液晶テレビ事業で培った映像技術やスマートフォン関連技術に強みを持ち、KDDI様を中心にNTTドコモ様、ソフトバンクモバイル様向けに携帯電話端末を提供してまいりました。また、昨年より国内生産から海外生産への切り替えを行い、グローバルコストを意識した取り組みを行っています」
両社は今後、国内シェア拡大を目指す一方で、世界的に市場が拡大しているスマートフォンの分野で競争力ある端末をタイムリーにリリースする方針を示している。スマートフォンに関しては具体的にどのような端末がリリースされるのか現時点ではわからないが、早ければ来年の春モデルには事業統合後のスマートフォン端末がお披露目されるかもしれない。また、統合準備が進められる中だが、今年の秋・冬モデルにも注目が集まるだろう。
国内メーカーの携帯電話事業の大規模統合は本件を含めて今年で2つ目となる。NEC、カシオ、日立は6月1日付けで事業統合を実施した。この両統合メーカーが今後、シャープ、パナソニックモバイルに対してどのような端末で打って出るのか、また、国際市場で魅力的なスマートフォン端末をリリースできるのか? 魅力的な端末の発表が期待される。
【情報元】
富士通/プレスリリース
東芝/プレスリリース
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