5月28日に誤配信されたソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia」へのソフトウェアアップデートだが、正式なリリースは6月中旬の予定とされている。今回誤配信されたアップデートを適用したユーザーは迷惑を被った形となり、NTTドコモは端末を故障取扱窓口へ持ち込むことを呼びかけており、点検、交換などの措置を取っている。しかし、誤配信という不祥事に大きな注目が集まることで印象が薄くなったが、アップデートの内容自体も高い評価を与えられるものになっているようだ。Xperiaのユーザーは正式なアップデートを期待して待ってよさそうだ。
ここでは、そのアップデートに盛り込まれることが予想される内容をまとめてみたい。
次のような改善点と機能追加があるようだ。
1. POBox Touchの機能追加
2. タッチ入力の誤認識の改善
3. バッテリー管理の改善
4. Mediascapeのバグフィックスとmora touchとの連携
5. 動画再生時の音のズレの解消
6. システムのメモリ管理の改善
POBox Touchの機能追加はとても大きな変更になっている。まず、フリック入力への対応だ。これまでフリック入力を行うにはSimejiなど、他の入力アプリをインストールする必要があったが、POBox Touchでも可能になった。ITmediaの動画を見る限り、軽快に使えるようだ。
また、設定項目が増えるようだ。特にQWERTYキーボード利用時における「表示キー選択」と「アシスト記号変更」は地味だが、とても使えそうだ。表示キー選択では1段目の「Q」、2段目の「L」と「-」、3段目の「X」「C」「V」「-」の表示/非表示を切り替えられるようになる。オフにした場合、他のキーの表示面積がその分大きくなるため、日本語入力がしやすくなるという。また、アシスト記号変更機能では、キーボードに表示させる記号を自分でカスタマイズすることが可能になる。普段良く使う記号を配置しておくことで、入力が楽になるだろう。
タッチ入力の誤認識の改善では、タッチパネルの認識アルゴリズムに修正が加えられたようだ。これまでのXperiaではタッチ入力への反応が過敏で、スクロール操作中に思わぬタップ判定をされることが多々あった。指の腹でゆっくりとタッチしてスクロールする分には問題ないが、素早くスクロールしようとフリック気味に操作すると、タップ判定されてしまう。この問題が改善されるようだ。スクロール操作がストレスなくできるようになるかもしれない。
バッテリー管理の改善では主にセルスタンバイの消費電力が大幅に下げられたようだ。これによりバッテリーの持ちが向上することが期待される。
Mediascapeでは、画像におけるPicasaのように音楽ファイルに関して「mora touch」との連携が図れるようになるようだ。また、動画再生時の音ズレの解消やメモリ管理の改善も地味だが大きい。システムのメモリ使用量が減れば、その分空き容量が増えるため、動作がもっさりする頻度も減るだろう。
実際にはこれらの内容以外の改善が盛り込まれる可能性も考えられるので、アップデートの配信はとても楽しみなものになりそうだ。
なお、今回のソフトウェアアップデートはAndroid OSのバージョンアップとは無関係だ。OSのバージョンは1.6から変わらない。Androidの2.1へのバージョンアップは今年秋に予定されている。
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