今回の同社からの発表は海外モデルである「Xperia X10」に関するもの。しかし、日本では「X10」を省略して、単に「Xperia」と呼んでいるもののどちらも基本的に同じ製品だ。国内でのアップデートの予定はすでに4月28日にNTTドコモから発表されているため、今回の発表は我々にとってはあくまでも再確認という形になる。だが、新たにわかったこともある。より具体的な時期とアップデート内容だ。
ドコモからの発表では「年度内」というあいまいな時期しか明かされていなかったが、少なくとも海外では第4四半期にリリースされるようだ。国内でも秋という話もあったため、ほぼ同時期とみてよさそうだ。しかし、海外と国内で完全に同時リリースになるのか、若干遅れるのかはわからない。
遅れる場合は、最悪の場合年内、もしくは年明けになる可能性もあるかもしれない。
アップデートの内容は次の通りだ。
- Google Android OS 2.1へアップデート
- タイムスケープ、メディアスケープの改良
- HDビデオ録画機能の追加(ソニー・エリクソン「Vivaz」と同方式)
- 無線によるDLNA対応
まず、Android OSのバージョンは2.1になるようだ。ドコモの発表と同じだ。
Android OSは2.2が5月下旬に発表される予定なので、おそらく第4四半期にはとっくに一般リリースされているはずだ。それを考えるとやや残念といったところか。
また、ソニー・エリクソン独自機能であるタイムスケープとメディアスケープはよりスマートでリッチなアプリケーションに変わるということだ。どちらの機能も大々的にアピールされていたほど素晴らしいものではなかったため、大幅な改良を期待したいところだ。特にメディアスケープは最低でも端末でのプレイリストの管理機能を付加して欲しい。
その他には特にアップデート内容は明かされていないが、基本的にAndroidのバージョンが2.1に上がるだけでもいくつもの改善があるため、より快適に利用できるようになるはずだ。動作の軽快さも向上することが期待される。
なお、アップデートは今後海外で発売される予定のシリーズモデル「Xperia X10 mini」「Xperia X10 mini pro」についても行われるということだ。
情報元:ソニー・エリクソン/公式ブログ