台湾の半導体・コンピュータメーカー、VIA Technologies(ヴィア・テクノロジーズ)が今年後半に米国で100ドルのAndroidタブレット端末をリリースする予定であることが明らかになっている。具体的には100ドル~150ドル程度の範囲内で5機種発売するようだ。おそらくディスプレイサイズや細かいスペックの違い、3G対応/非対応などで複数のモデルに分かれるのだろう。
全機種ともAndroid OSが採用される。OSのバージョンやその他細かいスペックは現時点では未定。
これはBloombergがVIAのマーケティング担当バイスプレジデント、リチャード・ブラウン氏に対して行ったインタビューからわかったものだ。
Android搭載タブレット端末はVIAだけでなく、米Dell、台湾ASUSTek、台湾Acer、その他数多くのメーカーが開発に取り組んでおり、打倒iPadを目指している。その中でライバル製品の数分の一の価格設定をしたVIAの製品がまずまずの出来で登場すれば、十分以上の競争力を持つ可能性がある。特にAndroidはUIに手を加えずとも標準状態でも十分に使いやすいのはメリットになるはずだ。
あとは端末のハードウェアスペックとデザイン、そしてその時点でのAndroid周りのサービスの充実度が鍵を握ってくるだろう。今のところはAndroidのアプリ、サービスは米AppleのiPhone/iPadほど揃っておらず、一般ユーザーへの訴求力が弱い。しかし、今年後半に有力アプリ、サービスが少しでも整っていれば、100ドルAndroidタブレットも売れるかもしれない。
とにかく詳細の発表を待ちたい。
情報元:Chipmaker Via Saying that $100 Android Tablets Coming to Challenge iPad
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