アプリを使って、スマートフォンから車両の位置を知ることもできる。「Google Maps」上に自分の車の位置を表示することができる。また、カーナビを利用する際に目的地情報をスマートフォン側から送り込むこともできる。実際のナビは車両搭載端末を使ってもいいし、スマートフォンの「Google Maps Navigation」を利用してもいい。
19日、20日に開催されたGoogleの開発者向けイベント「Google I/O」でもデモが行われ、注目を集めた。具体的にスマートフォン側で得られる情報は主に次の3点。細かく見ればそれぞれに複数の項目が連なる。
- バッテリーの充電状態
- 距離などの走行データ
- 燃費
スマートフォンで操作できる範囲は主に次の通り。
- バッテリーの充電設定・予約(開始時間など)
- バッテリーの充電開始、中断、終了
- エアコン制御
- ドアロックの解除/ロック
- 通知設定
- ナビ設定
バッテリーの充電は実行、停止、予約、そして充電状態の確認も全てスマートフォン側から行うことができる。また、車のエアコンもコントロールできる為、車に乗り込む数分前からエアコンを掛けておき、車内の温度を快適に設定しておくこともできる。
そして通知設定機能が便利そうだ。充電が終了したときなどにメールやメッセージでスマートフォンに通知をさせることができる。
ナビは車の位置情報を現在地に設定することが可能になっている。例えば、今現在職場や出先など、車から離れたところにいても、自宅や車の位置データを手入力することなく、車の位置を現在地に設定してナビをチェックすることができる。
このAndroidアプリはもちろんGoogleの音声入力にも対応している。
実際に旅行や行楽地に遊びに行く場合、夜寝る前にスマートフォンで車の充電状態を確認し、充電の予約をし、ナビゲーションの設定をし、翌日ナビデータをカーナビ側に送り、音声ナビで目的地までドライブし、そこから歩き区間がある場合は引き続きスマートフォンでナビを継続する。という使い方もできる。また、盗難にあった場合もスマートフォンで即座に車の位置を掴むことができる。
ちなみに同アプリはAndroidだけでなく、iPhone、BlackBerry版も予定されている。