米McAfee(マカフィー)は韓国の通信事業者SK Telecomが販売を手がけるAndroidスマートフォン向けにセキュリティソフトの提供を開始した。ソフトのリリースは4月29日に始まっており、マカフィー株式会社が7日、国内向けに発表した。
韓国のSK Telecomは先日Androidスマートフォンを8機種発表。6月までの3ヶ月間で順次発売する予定としている。さらに今年1年間では合計12機種にまでラインナップを増やす予定だ。同社は2010年にAndroidスマートフォンに力を入れているが、拡販を目指す中でマカフィーとの提携が大きな実りを生むことになるかもしれない。
マカフィーが提供するソフトの名称は「McAfee VirusScanR Mobile」。
Androidスマートフォンを防護するためのマルウェア対策ソリューションだ。
このソフトの具体的な働きはマルウェアの脅威から端末を守ることだが、個人情報の安全性の確保や、外出先での重要な通信機能が正常に動作するようなサポート機能も備わっているという。また、自動アップデート機能の搭載によって、新たな脅威にも即座に対応することが可能だ。
加えて、PC用の多くのセキュリティソフトと同様にリアルタイムスキャン機能が搭載されている。インターネット上からダウンロードしたファイル、メールに添付されているファイルなどがマルウェアに感染していないかどうか、リアルタイムにチェックできる。
マカフィーのモバイルマーケティング部門ワールドワイド担当者、ヤン・ヴォルスケ氏は今回のソフトウェア提供について次のように述べている。
「モバイルユーザーがどこへ行こうと、脅威はユーザーについて回ります。マカフィーはモバイル脅威対策に積極的に取り組んでおり、Android 対応のMcAfee VirusScan Mobile テクノロジを投入することで、急速に変化するデジタル環境でより多くのユーザーを防護することができます」
SK Telecomのサービス担当ディレクター、Hu jong Kim 氏は次のように述べた。
「スマートフォンのユーザー環境はPCのユーザー環境に似ています。セキュリティ問題も同様です。メッセージの添付ファイル、アプリケーションのダウンロード、Bluetooth などによって、マルウェアに感染する可能性があります。マカフィーとの連携により、SK テレコムのお客様にこれまでにないモバイルセキュリティ対策がスマートフォンにも講じられているという安心感をもたらすことができます」
しかし、Androidにセキュリティソフト? とお思いの方もいるかもしれない。
実際、立ち上がってから歴史の浅いAndroid OSに対する脅威は少ない。Windows OSと比べると微々たるものといっていいだろう。しかし、今後についてはわからないし、最近の世界的なAndroidスマートフォンのセールスの伸びを見ると今後脅威が増す可能性は十分にある。現時点ではMcAfee VirusScanR Mobileのようなソフトウェアを別途導入する必要性は低いだろうが、マカフィーが早めに手を打った判断は同社にとってもAndroidユーザーにとっても将来的にプラスに働く可能性は高い。
現時点では韓国のみでのリリースだが、同社が今後どのような展開を行っていくのか注目したい。
なお、McAfee VirusScanR MobileはSK TelecomのAndroidスマートフォンを利用しているユーザーは同社のモバイルアプリケーションストア「TStore」からダウンロードすることができる。価格は無料だ。
情報元:McAfee/プレスリリース
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