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「HTC Wildfire」発表。Android 2.1を搭載した拡販モデル

HTCは17日、Google Android OS 2.1を搭載した新スマートフォン「HTC Wildfire」を発表した。Wildfireは3.2インチのQVGAディスプレイを搭載した端末。CPUはQualcommのMSM7225 525MHz。スペック的には各社のフラッグシップモデルよりもやや劣る端末だが、その分価格が下げられ、一般ユーザーへ広く普及させることを目指した端末になるという。

同社も先に発売した「HTC Desire」の成功を受けて、HTC Sense UIをより多くのユーザーに使ってもらう為の拡販商品になると述べている。

実際にはスペックが劣るとはいっても、使用上、特に問題になるレベルではないようだ。最近のAndroidスマートフォンが持つ機能の多くをサポートしている。また、動作も特に遅くなるといったことはない模様。もちろん、1GHzのCPUを積んだ端末と比べると重い処理をする場合には差が生じるかもしれないが、デモ動画を見る限り、一般的処理であれば全く問題ないようだ。ただ、解像度の低さだけは気になるかもしれない。

Wildfireに関して嬉しいのは同社には珍しくカラーバリエーションが4種類も用意されている点だろう。ホワイト、ブラウン、レッド、ブラックの4色が用意されており、ホワイトの端末はいつものHTCとは異なる印象を与えてくれる。また、レッドもオシャレ感を漂わせている。

「HTC Desire」、「HTC Droid Incredible」と立て続けに出した最近の端末をHTCは成功させている。さらに6月4日に発売する米通信事業者Sprint Nextel向けの「HTC EVO 4G」も成功は確実と見られている。これらのハイスペック端末に加えて新しい拡販モデルが加わればラインナップはさらに充実するだろう。

また、気になる発売時期は2010年第3四半期の予定。欧米、アジアなど海外で展開される。国内での発売は未定。

Wildfireの主なスペックは次の通り。
  • OS:Google Android 2.1 with HTC Sense UI
  • CPU:Qualcomm MSM7225 525MHz
  • メモリ:RAM 384MB、ROM 512MB
  • ディスプレイ:3.2インチ(解像度:320×240)
  • カメラ:5メガピクセル、オートフォーカス、LEDフラッシュ
  • 対応ネットワーク:quadband GSM、900/2100MHz UMTS/HSDPA
  • 無線LAN:IEEE 802.11 b/g
  • Bluetooth:2.1+EDR
  • GPS搭載
  • デジタルコンパス
  • FMラジオ
  • 光学ポインタ搭載
  • バッテリー容量:1,300mAh
  • 外部メモリ:microSD
プレビュー動画はこちら。



その他の写真はこちら。

 

 



情報元:HTC Wildfire Revealed

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