米サンフランシスコで5月3日から4日間の予定で開催されているイベント「web 2.0 EXPO」において、AdobeがAndroid端末向けのFlashとAIRのデモを披露していることが明らかになっている。
動作をお披露目した端末はプロトタイプのAndroidタブレット。残念ながら詳しいスペックはわかっていない。しかし、今後リリースされる予定の各社のタブレット端末と比較して極端にハイスペックということもないだろう。
そう考えてみると、今回のデモはかなり素晴らしいものに見える。少なくとも、全く問題なくスムースに動いている。
具体的に披露されたデモは、WiredのAIR MagazineアプリケーションとYouTubeの動画だ。Magazineアプリでは記事の閲覧がとてもスムースなことがよくわかる。基本的にどちらも軽快と言っていいだろう。この軽快さをそのままSnapdragon 1GHzのCPUを搭載した最近のAndroidスマートフォンに適用してよいのかどうかはわからないが、現時点でのFlash、AIRの出来は十分に良さそうだと感じる。
スマートフォンでの動作も期待してもよさそうだ。
AIRアプリのデモ
Flashのデモ
Android向けFlash Player 10.1のお披露目は今回の「web 2.0 EXPO」だけでなく、Googleが19日、20日に開催する開発者向けイベント「Google I/O」でも行われる可能性がある。同イベントではGoogleがAndroid OS 2.2(Froyo)を発表すると噂されているからだ。2.2はFlashをフルサポートすると考えられており、この発表の中でFlashのデモが行われる可能性も高い。
Android向けFlashは6月に正式リリースされる予定。
なお、以前AdobeはAndroid向けFlashの動作要件にOS 2.0以降が必要と発表していたが、最近の報道では2.2に引き上げられた可能性もある。とはいえ、ベータテストは近日中に始まるため、その時点で入手できない2.2が要件に加わるとも考えにくい。詳細はおいおいわかってくるだろう。
情報元:Adobe AIR and Flash Running “Flawlessly” on Prototype Android Tablet [VIDEO]
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