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スマートフォン購入意識調査アンケート結果発表。トップは約6割の票を得たHTC Desire

4月3日から約1ヶ月間に渡り実施してきたスマートフォン購入意識調査アンケートの結果が出たので発表したい。総投票数1070票の中で約6割近くに相当する619票を獲得してトップに立ったのはソフトバンクが4月27日に発売したAndroidスマートフォン「HTC Desire(X06HT)」。2位にはNTTドコモが4月1日に発売した「Xperia」、3位には昨年度の国内スマートフォン市場で70%以上のシェアを占めた「iPhone」の現行モデルが入っている。また、KDDIが6月に発売する予定の端末「IS02」と「IS01」は「HT-03A」と同様に票が伸びず、上位に差をつけられている。


結果を考察するにあたり、まずは当サイトがAndroidスマートフォンの情報をメインに扱っていることを考慮する必要があるだろう。

基本的にはAndroid端末の票が多くなるはずだ。実際にAndroid端末だけで992票を獲っている。もちろん、端末の数も全6台中4台を占めているため、票が多くなりやすい。また、iPhoneは6月に新機種が発表される予定と噂されており、現行機種はHTC Desire、Xperia、IS01、IS02と比較すると古い機種になることも考慮すべきだろう。

それでも結果を見ればHTC DesireとXperiaの得票数の多さはダントツだ。

特にHTC DesireはXperiaに対しても倍近くの票を集めた。スペック上はXperiaに勝る点が多く、発売前の期待の高さから多くの票を集めることに成功したようだ。動作もAndroid OS 2.1のおかげもあり軽快で、端末の魅力は非常に高いレベルにある。HTC Sense UIも見易く、使い勝手もいい。唯一の難点はソフトバンク回線の不安定さだろう。実際に購入するかどうかの決め手の一つになるはずで、この点を気にして手を出していないユーザーも多いだろう。しかし、この票数を見る限り当サイトのユーザーの多くはそれ以上の魅力をHTC Desireに感じているようだ。

2位に入ったXperiaの票が思ったほどに伸びなかった要因は、やはりAndroid OSのバージョンが1.6である点やマルチタッチに対応できないことだと考えられる。月々の利用料金もHTC Desireに比べれば高く、ネックになった可能性がある。しかし、実際のセールスは順調ですでに10万台を突破したことも発表されている。依然として注目度が高いことは間違いないし、特にデザインのスマートさは一般受けしやすい要因の一つだろう。欠点も多いが、使い慣れれば十分以上に活躍してくれる端末で、まだまだセールスを伸ばすものと期待される。

3位のiPhoneに関しては、おそらく一般的なサイトでアンケートを実施すれば全く違った結果になるのだろう。もっと多くの票を集めることになるのは間違いないだろう。

とはいえ、新機種が近いうちに発表される点がネックになったことも否定できない。

思いのほか健闘したのはIS02だろうか。KDDIのISシリーズの発表会においても紹介時間が非常に少なかった端末だけに影の薄い印象があるが、票数はIS01を上回った。しかし、IS01は基本的に2台目需要をターゲットに考えた特殊な端末のため、票が伸びにくいことは事前に予測できたことでもある。実際にどれくらいのセールスを記録するのか注目したいところだろう。

なお、アンケート開始後約1週間の時点ではHTC Desireが66%、Xperiaが29%、iPhone 3GSが2%という状況だった。

下の画像は元データ。パーセント表記が集計結果と異なるのは、四捨五入ではなく切り捨て計算になっているため。

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