16日、英ソニー・エリクソンは2010年第1四半期(1月~3月期)の業績を発表した。同社は同期末に出荷を始めたスマートフォンの新製品「Xperia X10」と「Vivaz」のセールス好調を受け、久しぶりの黒字転換を果たしている。
具体的には、同社の純利益は前年同期は2億9,300万ユーロ(約367億円)の赤字、2009年第4四半期も1億6,700万ユーロ(約209億円)の赤字だったが、今四半期は2,100万ユーロ(約26億円)の黒字に回復している。
一方で売上高、出荷台数は減少している。
前年同期の売上高は17億3,600万ユーロ(約2,176億円)、今四半期は14億500万ユーロ(1,761億円)。出荷台数も前年同期の1,450万台から約28%減って1,050万台となった。
これらの数字が減少する中で純利益が黒字転換した理由は主に2つあるようだ。
1つは今四半期末に出荷が始まった新製品「Xperia X10」と「Vivaz」の好調なセールス。Xperia X10は日本でもXperiaの名で販売され、発売前の事前予約だけで5万を超えたことが明らかになっており、現在でも都市部のドコモショップなどでは売り切れ状態が続く素晴らしい出足となった。海外でもまずまずの売れ行きを見せているようだ。また、Symbian OSを搭載したVivazも海外では好調なセールスを記録しているという。
それに加えて、これらの端末がソニー・エリクソンの平均販売価格を120ユーロ(約15,036円)から134ユーロ(約16,791円)まで押し上げたという。この14ユーロ分の増収もある程度効いているようだ。
また、大規模なリストラを慣行中のソニー・エリクソンだが今四半期にかかったリストラ費用が前年同期に比べて少なかったことも影響しているという。前年同期には1,200万ユーロ(約15億円)のリストラ費用を計上したが、今四半期には300万ユーロ(約3億7,590万円)だったという。
Xperia X10は今後、シリーズ製品である「Xperia X10 mini」、「Xperia X10 mini pro」の発売も控えており、シリーズとしての展開はまだ始まったばかりだ。Xperia X10シリーズがどこまで業績回復に貢献できるのか注目となるだろう。
情報元:Sony Ericsson reports first quartoer 2010 results
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