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東京ゲームショウ2010で開催されるゲームアイデア募集・発表会にスマートフォン部門設置

9月16日から19日に幕張メッセで開催される予定の「東京ゲームショウ2010」において行われるゲームのプロトタイプやアイデアを発表する会「SENSE OF WONDER NIGHT 2010」(SOWN)にスマートフォン部門が設けられることが明らかになった。

スマートフォン部門で対象となる端末はiPhone/iPod touch、AndroidやWindows Phoneなど。応募の締め切りは7月11日で、プロ/アマ関係なく、また作品の状態も未完成でも構わないという。関心のある方は応募してみてはどうだろうか。

SOWNの開催は幕張メッセの展示場内に「SOWNパビリオン」が設置される形で行われる。

見た瞬間に誰もが驚きの感情をもってしまうような素晴らしいアイデアが発掘されることを目指して2008年から始まった企画も今年で3年目。新たにスマートフォン部門も設立され、新しいアイデアの発掘に取り組む。

昨年は16カ国・地域からの65件の応募があり、合計10作品のプレゼンテーションが行われている。

昨年のプレゼンテーション作品の例を一つ。

ちなみにこの「Para Rail」というゲームはこちらのページからWindows版をダウンロードすることもできる。なぜかウチでは自機と敵機、弾が表示されなかった……。しかし、このゲーム、凄くスマートフォン向きだと思うし、面白そうだ。
http://www.zener.co.jp/teamoniku/pararail.html




SOWNの概要は次の通り。

【目的】

  • 実験的であり、創造的であり、伝統的と呼ばれないゲームデザインやアイデアを含んだゲームを紹介すること
  • 「センス・オブ・ワンダー」を感じられるゲームが作られることの重要性を紹介し、それにより、ゲーム産業の活性化を図ること
  • 実験的なゲームを開発している人たちに、将来へのチャンスの場を提供すること
  • ゲームデザインに新しい領域を作り出していくこと


【対象ゲーム

  • ユーザーインターフェイスのイノベーション・・・自然言語処理、画像認識、ジェスチャーコントロールなどを応用した、新しい種類の体験を提供するゲーム
  • 自動生成によって生み出されるようなゲーム・・・ゲームプレイやユーザーがプレイする環境が、プレイヤーの選択によって劇的に変化するような世界を作り出すゲーム
  • インタラクティブなストーリーテリング・・・ゲーム内のストーリーの体験を新しい形で提供し、今までにない新しい物語へ展開するツールとして発展できるもの
  • 創発的な要素を持っているようなゲーム・・・物理システムをゲームプレイ要素の中にうまく組み込んでいたり、AI同士の組み合わせによって新しいゲームプレイを生み出していくようなもの
  • とにかくなんだか訳が分からないけれど、すごいもの・・・とにかく観た瞬間に「これはスゴイ・・・」と感銘を与えられるゲームなら何でもかまいません!


【対象としないゲーム】

  • ゲームそのものに必ずしも関係ない要素が中心となっているもの・・・これまでになかったバックグラウンドの設定やシチュエーション、キャラクターデザイン、グラフィック、ストーリー、オーディオといったゲームを構成する一要素が驚きの中心である場合
  • すでに存在しているジャンルやそれを単に混ぜたりしたことで生み出された新ジャンル・・・ただし、それにも関わらず、本当に新しいゲーム体験を作り出している場合は除きます
  • 特定の客層だけをターゲットにしていることが新しい理由である場合・・・女性のためだけのゲームや、老人向けといったもの。ただし、それでも多くの人が感銘を受けるようなものの場合は除きます
  • ゲームプレイに影響を与えない、純粋な技術的なイノベーション、実験的なビジネスモデル、流通のメカニズム・・・それらを完全に排除するものではありませんが、ゲーム体験に直接かつ明快に変えることが明らかになっている必要があります

SOWNの公式ページはこちら。
http://tgs.cesa.or.jp/sown/

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. 戦闘機の対戦ゲームで自分の飛行機の設計が自由にできてその性能で敵と戦うの面白いと思いませんか?
    航空力学に基づいて設計の性能は決まります、自分の戦闘機がどんどん進化していけばはまると思いますが。

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