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【取材レポート】受信440Mbps、送信30Mbps対応WiMAX 2+ルーターW04をチェック!

UQコミュニケーションズは1月25日に新製品発表会を開催し、WiMAX 2+に対応した製品と「UQ mobile」の新スマートフォンをお披露目した。本記事では、WiMAX 2+に対応した新製品の一つ、モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」(ファーウェイ製)を紹介したい。なお、もう一つの新製品であるホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME L01」(ファーウェイ製)のレポート記事はこちらだ。

<▲図:Speed Wi-Fi NEXT W04>

W04の発売時期は2月中旬。UQ WiMAXオンラインショップのほか、MVNO各社が取り扱う予定で、GMOとくとくBB、So-net、BIGLOBEではすでに予約受付を開始している。また、各社キャッシュバック特典も用意しているので、チェックしてみて欲しい(※リンクは記事の最後に記載)。

年間を通してほとんどの時期においてキャンペーンの特典という点に関しては最も渋いUQ WiMAXオンラインショップが2月1日から2ヶ月間、商品券15,000円分を用意している、という点も魅力だ。ただ、特典の額に関してはキャッシュバック額が31,500円のGMOとくとくBBなどの方が大きい。

とはいえ、インフラ提供元のUQで契約/利用したい方も多いと思うので、チェックしてみよう。ただし、キャンペーンページからの受付に関してはUQ WiMAXオンラインショップではまだW04の販売を行なっていないので、もうしばらく待つ必要があるだろう(キャンペーンページ外での電話予約は可能)。

<▲図:カラーバリエーションはホワイトとグリーンの2色。
メニューのカラーもそれに合わせたもの>

さて、そのW04だが、WiMAX 2+の下り最大440Mbpsと上り最大30Mbpsに対応する点が最大の特徴だ。WiMAX 2+の下り最大440Mbpsのサービスは東名阪の一部エリアから提供されていて、2月以降には順次全国拡大していく予定となっている。

非常に嬉しいのは下り速度だけでなく、上り速度も上がっていること。従来のWiMAX 2+は上り最大10Mbpsと、やや物足りないものだったが、最大30Mbpsに引き上げられ、W04も対応している。動画のアップロード機会などの多い方には嬉しいはず。

また、WiMAX 2+に加えて、au 4G LTEもサポートする。

Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、2.4GHzは11b/g/n、5GHzは11a/n/acをサポートする。もちろん2.4GHzと5GHz機器の混在も可能。

搭載するバッテリー容量は2,750mAhで、バッテリーの取り外し/交換は自分ではできない。すなわち、背面パネルは取り外せない。連続通信時間は動作モードや使用電波によって左右されるが、WiMAX 2+をハイパフォーマンスモードで使った時で約390分、標準設定であるノーマルモードの場合で約540分。バッテリーセーブモードだと約630分だ。au 4G LTEも使える通信モードの場合はさらに短くなってしまうが、大抵のシーンで通常はWiMAX 2+だけで構わないだろう。

<▲図:右側面にはSIMカードスロットと電源ボタン>

<▲図:左側面には通信/充電用のUSB Type-C端子>

<▲図:背面パネルは外せない>

スマートフォンとの組み合わせで使う場合、スマートフォンでWi-FiをオンにしてW04のSSIDとパスワードを入力すればいいが、Wi-Fi設定がよく分からないという方向けに、NFCでの設定方法も用意されている。NFCを使ってスマートフォンをW04にかざすだけでWi-Fi設定ができる。

また、W04には別売りオプションのクレードルも用意されていて、クレードルを使うことで固定回線をWi-Fi化することもできる。例えばホテルや旅館などに行った時に、部屋で提供されている有線LANを繋ぎ、W04でWi-Fi化できるので、ノートPC、スマートフォン、タブレットなどのWi-Fi機器が多い場合には重宝する。もちろん充電スタンドとしても使える。

W04の通信/充電端子はUSB miro-Bではなく、Type-C(USB 3.0 High Speed対応)。これはクレードルも同じだ。フル充電にかかる時間は約120分。

<▲図:クレードルの窪みにはUSB Type-Cコネクタがある。この上にW04を乗せる>

<▲図:クレードルの背面には有線LANポートとUSB Type-C端子>

<▲図:クレードルの底面。超高速充電の各規格には対応していないので、
充電時間はそれなり>

本体サイズは約130×53×14.2mm、重さは約140g。

W04はかなり横長で細い。クレードルにセットする時には横向きだが、普段、単独で持ち運ぶ時には縦に持った方が使いやすい。「スティック型」というほどの細長さではないが、従来のモバイルWi-Fiルーターと比べるとかなり細長なので、印象は異なる。とても持ちやすくて操作しやすい。しかも、細長いので、カバンに用意されている細いサイズのポケットなどにも収納できるので、個人的には非常に気に入ったポイントだ。

ディスプレイの表示は縦置き、横置き、どちらにも対応していて、その時の向きによって回転する。この辺りはスマートフォンと同じだ。

<▲図:縦に持つとメニューも縦向け表示になる。一見するとちょっとしたスマホ>

<▲図:クレードルにセットした状態。横置きなのでメニューも横置き用>

カラーバリエーションはグリーンとホワイトの2色で、どちらも綺麗だ。質感も良い。

本体パッケージにはUSB 3.0 Type-C-A変換ケーブルが同梱されている。片側がType-Cで、もう一方がフルサイズのUSBコネクタのケーブルだ。市販のUSB-ACアダプタに挿したり、パソコンのUSB端子に挿すことで充電、通信できる。できれば別売りのクレードルも合わせて購入したいところ。

代を重ねるたびに完成度を増していて、デザインも含めてW04はかなり魅力的なモバイルルーターに仕上がっていると感じた。

なお、各社でキャンペーンを利用して購入する場合、通常の違約金に加えてキャンペーンの違約金なども設定されているので、違約金に関してはキチンと確認しておきたい。特に途中解約の可能性がある場合には要チェックだ。

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【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース

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