KDDIは4日、総務省の発表を受け、020番号帯(020-1〜3、020-5〜9で始まる番号帯)をM2M(Machine-to-Machine)サービス専用の番号として2017年10月以降に順次利用開始すると発表した。また、M2Mサービス専用番号は、ユニバーサルサービス負担の対象外となることも合わせて明らかにされている。
M2Mサービス専用番号、すなわち機器間通信、通信モジュールを搭載した機器に利用される番号については、10月以降は020番号帯を使うようになるため、従来のように090、080、070などの携帯電話サービス向けの番号を消費せずに済むようになる。
ただし、ユニバーサルサービス料に関しては、020番号帯では発生しないが、090/080/070番号については引き続き発生するので、その点には注意が必要だ。020番号帯の場合は、携帯電話サービスとの共用ではなくM2Mサービス専用なので対象外ということになる。
また、現在のM2Mサービスに使われている番号に関しては、2017年10月以降も変更せずに使える。
この020番号帯の使用に関しては、KDDIだけの動きではなく、NTTドコモやソフトバンクも同様。
総務省は4日、M2Mサービス等専用の番号として020番号帯を利用できるよう、電気通信番号規則(平成9年郵政省令第82号)を改正し、それに伴い電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)、基礎的電気通信役務の提供に係る交付金及び負担金算定等規則(平成14年総務省令第64号)、平成9年郵政省告示第574号(電気通信番号規則の細目を定めた件)及び電気通信事業法関係審査基準(平成13年総務省訓令第75号)を改正している。
【情報元、参考リンク】
・KDDI/プレスリリース
・総務省/M2M等専用番号の創設
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