WiMAX 2+に対応するルーター製品ではこれまでは「4x4 MIMO」と「キャリアアグリゲーション」のいずれかに対応するものしかなかったが(※au対応の「W03」を除いて)、今回登場するWX03はその両方に対応する。そのため、「Speed Wi-Fi NEXT WX01/02」「Speed Wi-Fi NEXT W01/02」らの下り最大220Mbpsの2倍となる下り最大440Mbpsに対応させることが可能となっている。
WX03は、12月上旬よりUQオンラインショップ及びMVNO各社(GMOとくとくBBやSo-net、ビッグローブ、ニフティ等)で順次販売開始となる。
また、WiMAX 2+で嬉しいのは、上り(アップロード)側で最大速度が向上することだ。
上り回線にキャリアアグリゲーションと「64QAM変調方式」を導入することで、上り速度が従来の最大10Mbpsから最大30Mbpsに上がる。そして、WX03ではもちろん上り最大30Mbpsでの利用が可能だ。
<▲図:下り最大440Mbps、上り最大30Mbps対応> |
カラーバリエーションはディープブルーとホワイトゴールドの2色。
WX03のその他の特徴を見ていきたい。
WXシリーズとしては初となる大型ディスプレイ及びタッチパネルを搭載したことも特徴の一つとなる。2.4インチ画面で、タッチ操作可能なので、明らかに操作性と分かりやすさがWX01/WX02よりも向上している。
<▲図:2.4インチのタッチ操作対応液晶ディスプレイを搭載する> |
次に面白いのは、WX03もWX01/WX02と同様にクレードルに対応しているのだが、今回のクレードルには拡張アンテナが内蔵されていること。サイドにアンテナがあることが見てすぐわかる。この拡張アンテナのおかげで、家の中でより電波の掴みがよく、安定した通信が可能となる。
<▲図:WX03のクレードルには拡張アンテナも搭載されている> |
WX03の本体サイズは約99×62×13.2mm、重さは約110g。バッテリー容量は2,890mAhで、連続通信時間はWi-Fi利用時&ハイパフォーマンスモードで約440分、ノーマルモードで約600分、エコモードで約740分、あまり使う方はいないかもしれないが、Bluetoothで接続した時にはハイパフォーマンスモードで約580分、ノーマルモードで約900分、エコモードで約990分となっている。
実機のレポートは後ほど別記事で紹介したいと思う。
なお、WiMAX製品は、MVNO各社、要するにWiMAX/WiMAX 2+のインフラを借り受けてサービスを提供しているGMOとくとくBBやSo-net、ビッグローブ、ニフティなどでも販売されていて、購入可能だが、MVNO各社は大抵キャッシュバックを始めとした特典を用意している。購入の際はそれらも比較検討することをオススメしたい。合わせて、途中解約時の違約金も要チェックだ。また、各社、予約受付日や販売開始日が異なる可能性もあるので、各サービスサイトで確認してほしい。
→UQ WiMAXオンラインショップ
→So-net モバイル WiMAX
→GMOとくとくBB WiMAX2+/キャッシュバック企画
→GMOとくとくBB WiMAX2+/月額2,760円~の鬼安キャンペーン
→BIGLOBE WiMAX 2+
【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース