UQコミュニケーションズは16日、下り最大370Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W03」(ファーウェイ製)を7月1日よりUQオンラインショップ及びMVNO各社から順次販売開始すると発表した。
W03はau取扱店ではすでに販売中だが、WiMAXサービスを展開する各社の取り扱いについては今日まで明らかにされていなかった。しかし、今後はWiMAX各社も販売するので、各社のキャンペーンを利用しての購入も可能となる。
W03はW01、W02と続くWシリーズの最新モデルで、今回はau 4G LTEとWiMAX 2+でのキャリアアグリゲーションによって下り最大370Mbpsに対応する。すなわち、au 4G LTEとWiMAX 2+で同時通信を行うことが可能で、それによって下り最大370Mbpsを実現している。下り最大370Mbps以外のエリアでもWiMAX 2+のみのキャリアアグリゲーションで下り最大220Mbpsでの利用も可能。
注意したいのは、下り最大370Mbpsの利用は、au 4G LTEとWiMAX 2+での同時通信で行うため、通信モードを「ハイスピードプラスエリアモード」にする必要がある点。ハイスピードプラスエリアモードは、基本料金にプラスして利用月のみ1,005円のオプション料金が発生する。そのため、このモードを常用する場合には通常料金より1,005円高くなるので気をつけたい。
一方、au 4G LTEを使わない「ハイスピードモード」にしておけば追加の1,005円は発生しないので、コストを抑えての運用を基本とする場合には、下り最大370Mbpsでの利用は普段はしないほうがいいだろう。せっかくの性能を最大に利用しないのは勿体ないかもしれないが必要な月だけ「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替える、という使い方でもいいかもしれない。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/b/ac準拠で、acを使えば最大867Mbpsでの通信をWi-Fi機器間でできる。
また、W01/W02になかった機能として、今回はNFCを搭載している。NFCを使うことで、NFC対応スマートフォンやタブレット等とのWi-Fi接続設定がタッチだけで完了する。SSIDやパスワードの入力が不要なので便利だ。
別売オプションとしてW01/W02に続きクレードルが用意されているので、クレードルを使えば家の固定回線やホテルや旅館の有線LANのWi-Fi化もできる。また、単純に充電スタンドとしての活用もできる。
本体サイズは約120×62×11.4mmで、重さは約127gだ。
下は各社の販売ページやキャンペーンページのリンク。
→UQ WiMAXオンラインショップ
→So-net モバイル WiMAX
→GMOとくとくBB WiMAX2+/キャッシュバック企画
→GMOとくとくBB WiMAX2+/月額2,760円~の鬼安キャンペーン
→BIGLOBE WiMAX 2+
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