NTTドコモ(以下、ドコモ)は26日、全国14万を超えるアクセスポイントを利用できる公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」を都営地下鉄の車両内で2月5日より順次提供すると発表した。
まずは都営浅草線の一部車両からの提供となるが、地下鉄車両内で公衆無線LANサービスを利用できるようになることは魅力的だ。特に車両内で動画配信サービスを使って動画を視聴する場合などにはLTEのデータ量を消費しないで済むので大きな利点だ。
さすがに日常的に車両内でどれくらいの速度が得られるのかは始まって試してみないことには分からない。しかし、LTEとdocomo Wi-Fi、二つのネットワークの選択肢が車両内で得られることは純粋に大きな魅力だ。
冒頭で紹介したように2月5日に都営浅草線の1編成でサービスの提供が始まる。
その後、順次拡大していく予定で、2020年3月までに都営地下鉄全路線(浅草線、大江戸線、三田線、新宿線)の全車両で利用できるようになる。2020年まで時間を掛けて対応していくことになるため、ユーザーによっては日々乗車している路線で利用できる時期はまだまだ先になるかもしれないが、楽しみに待ちたい。
docomo Wi-Fiはドコモの回線契約がなくても月額300円で利用できるので、一応オープンな公衆無線LANサービスと言える。ドコモのユーザーの場合は、SIM認証(SIMカードの情報を元にdocomo Wi-Fiの契約者情報が自動的に認証される仕組み)か「docomo Wi-Fiかんたん接続」アプリを使って利用できる。
2013年-2014年冬春モデル以降のドコモのスマートフォンの場合、一部を除きSIM認証に対応しているので、Wi-Fiをオンにするだけでdocomo Wi-Fiのエリア内であれば自動的に接続される。パスワードの入力等は不要だ。自分の機種がSIM認証に対応しているかどうかは、ドコモのウェブサイト内の商品ページで「サービス・機能とスペック」から「機能一覧」→「無線LAN」と見ていき、「SIM」に対応しているか確認すればいい。
「docomo Wi-Fiかんたん接続」アプリの詳細は下記リンク先のページを参照してほしい。アプリの設定方法はバージョンによって異なる。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース
・NTTドコモ/Androidスマートフォン/タブレットのWi-Fi設定方法
・Google Play/docomo Wi-Fiかんたん接続(~12春モデル)
・Google Play/docomo Wi-Fiかんたん接続(12夏~13夏モデル)
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