▲グリムノーツの戦闘シーン。 |
「パズル&ドラゴンズ」がスタミナの回復時間を短縮化してきているように、ひと昔前と比べるとスマートフォン向けゲームにおけるスタミナによる制限は緩和されてきているように思う。しかし、やはりスタミナに縛られ、お金を掛けない限りは連続して長時間のプレイはできないゲームが多い。どうしてもスタミナ回復を待たなければならない。逆にスタミナのおかげでゲームの止め時が強制的に訪れるのも悪くはないが、特に序盤などのハマっている時にはネックだ。
しかし、グリムノーツはコンシューマーゲームと同様にそもそもスタミナ制がないので、時間を気にせず好きなだけプレイすることができる。大したことのないゲームならスタミナがあっても無くてもどうでもいいが、グリムノーツはゲーム自体も新規IPとして魅力的な作品に仕上がっているのでスタミナを気にせずプレイできるのは嬉しい。
▲「スタミナ」が無いだけでも嬉しい。筆者の場合は序盤なのでロックされたモードがある。 |
舞台はシンデレラなど、誰もが知る童話の世界。その童話の世界のことを「想区」と呼ぶ。最初のステージはシンデレラの想区。童話の著者のことを「ストーリーテラー」と呼び、暴走した彼らのことを「カオステラー」と呼ぶ。カオステラーが原因で化け物「ヴィラン」が現れるようになった「想区」を救うのが本作のストーリーだ。
▲最初のステージは「シンデレラの想区」。 |
各童話の主要キャラクターはその童話自体の役割から離れられないが、モブキャラクターであればそもそものシナリオに縛られない。プレイヤーが操作する主人公はそういったモブキャラクターの一人。
▲シナリオはアドベンチャーゲーム風の画面で進む。 |
ただのモブキャラクターだが、様々な童話の「ヒーロー」達の力を借りることで、ヴィラン達と戦うことができる。一言で言えば、ヒーローに変身して戦うことになる。ヒーローにはアタッカーやディフェンダー、ヒーラー、シューターなどの職種があり、タイプが異なる。剣を使うアタッカーや回復をしてくれるヒーラー、遠距離武器を使うシューターなど、様々なヒーローを主人公キャラクターにセットすることで戦える。
▲さっさとガチャをしたのでヒーローを何体か入手した。 |
▲最初に入手した「ジャック」はアタッカーで片手剣を使う。 |
戦闘システムは横画面のアクションで、画面の好きな場所をタッチし、そのまま上下左右にドラッグすることで移動できる。さらに、画面をタップすることで攻撃だ。両手で操作できるので、左手親指で移動、右手親指で攻撃、というスタイルがベーシックだろう。
▲戦闘はアクション。上下左右のドラッグで移動、タップで攻撃。 |
戦闘は自動で行うこともできるので、電車の中など操作しにくい場所では便利だ。また、戦闘シーンはカメラ切替もできる。上の図だとアップ過ぎる、という場合、カメラ切替アイコンを使って下図のように遠目からの映像に変えられる。このカメラ切替や自動戦闘、一時停止などは画面右上のアイコンから行える。
▲右上のカメラアイコンで遠目の表示に切り替えた所。 その隣にはオートモードと一時停止アイコンもある。 |
また、各ヒーローには必殺技があり、それらを効果的なタイミングで使うことも戦闘の鍵となる。自動戦闘時でも必殺技は自分の好きなタイミングで放てるし、仲間のキャラクターの必殺技を任意のタイミングで使うこともできる。
▲必殺技を出すときにはこのような画面が差し込まれる。 |
この辺りのシステムは序盤のチュートリアル的なシナリオの中で覚えていくことができる。
戦闘には4人のキャラクターで臨むことができ、プレイヤーが保有するキャラクターは3体までデッキに入れることができる。もう一体は他のプレイヤーのキャラクターを適当に選択して入れる形だ。この辺りは大抵のスマートフォン向けゲームと同じ。
▲一番右のサポートという場所は他のプレイヤーのキャラクター。 強いキャラクターだと戦闘が楽になる。 |
ゲームを進めていくと、どうしても強いヒーローや魅力的なイラストのヒーローを入手したくなってくるかもしれないが、「ガチャ」で入手することが可能だ。ガチャは「詩晶石」というアイテムを25個使うことで回せる。今は50万ダウンロード記念、100万&200万ダウンロード記念のキャンペーンが行われているので、「詩晶石」をある程度タダで入手可能だ。
▲現在はキャンペーンで「詩晶石」をある程度もらえる。 |
▲「詩晶石」の使い道。スタミナ回復がないことに気づくと思う。 スタミナ制ではないからだ。 |
一定のところまで進めると、他のプレイヤーとリアルタイムでパーティーを組み、クエストに挑める協力マルチプレイも楽しむことができる。
また、グリムノーツでは武器の錬成もできるが、それは、「箱庭の王国」という箱庭シミュレーション的なモードで王国を作り上げていくことで可能になる。例えば武器の錬成には「武器研究所」の建設が必要だ。他にも必殺技のゲージの最大値を増加させるためには「必殺技研究所」を建設したり、とキャラクターの強化と密接に関わりのあるモードとなっている。
▲自分の「箱庭の王国」。まだ一つしか建物がない……。 |
▲必殺技ゲージを増やしたり、武器の錬成を行うためには施設の建設が必要。 |
筆者の場合はまだ序盤も序盤だが、グリムノーツが僅か3日間で200万ダウンロードを突破するのは当然と思えるくらい良くできているのでオススメだ。
アプリは下のリンク先からダウンロードできる。ゲームデータのダウンロードサイズもそれほど大きくないので、外出先でもLTEのデータ量消費をそれほど気にせずにインストールできると思う。
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【情報元、参考リンク】
・「グリムノーツ」公式サイト
・スクウェア・エニックス/プレスリリース