カラーバリエーションはマットブラックとパールホワイトの2色で、オプションとして専用のクレードル(別売)も用意される。クレードルがあれば、固定回線をWi-Fi化する(ホームルーターと同じ用途)など、より多目的に利用することが可能になる。
なお、パールホワイトは11月20日発売予定だが、マットブラックは11月27日に発売予定となっている。1週間遅れての発売なので注意してほしい。
同じNECプラットフォームズの製品で4x4 MIMOに対応したルーターとしては「Speed Wi-Fi NEXT WX01」があり、すでに販売中だが、今回のWX02はその後継機種にあたる。
下り最大220Mbpsに対応するモバイルWi-Fiルーターは今回のWX02と旧モデルのWX01、そして異なる技術である「キャリアアグリゲーション」を使ってそれを実現する「Speed Wi-Fi NEXT W01」の3機種がある。WX02とWX01は4x4 MIMOを採用しており、既存のWiMAX 2+のエリアが対応している。キャリアアグリゲーションは複数の周波数帯で同時通信を行う技術で、こちらもほぼエリア化が済んでいる。
4x4 MIMOとキャリアアグリゲーション、どちらがより速い速度、例えば100Mbps超の速度が出やすいかと言えばエリアによるが、屋外や開けた場所などではキャリアアグリゲーションの方が出やすい印象で、4x4 MIMOは都心部や屋内など、反射波を上手く拾える場所で出やすい。
WX02は下り最大220MbpsのWiMAX 2+と、下り最大13.3MbpsのWiMAX(※WiMAX 2+のキャリアアグリゲーション対応が済んだエリアにおけるWiMAXは最大速度が40Mbpsから13.3Mbpsに落ちています)に対応し、Wi-FiはIEEE802.11acをサポートし、理論的最大速度は867Mbpsとなる。
旧モデルであるWX01との大きな違いは見つけにくく、WX01のユーザーはWX02に機種変更する利点は少ないだろう。しかし、下り最大110Mbps対応機やそれ以前のWiMAX機器を利用中の方が機種変更する場合や、新規にWiMAXユーザーになる方はWX01ではなくWX02を選んだ方がいいだろう。
特にWX02では省電力性能が改善されているようなので、その点はWX01より上かもしれない。従来のエコモードに加えてバランスモードが搭載され、長時間の連続通信が可能としている。また、速度があまり出なくても構わない場合はより省電力のBluetoothテザリングを利用することもできる。なお、バランスモード時は約8.1時間、エコモード時は約10時間の連続通信が可能で、Bluetoothテザリングの場合は約12時間(エコモード時)の通信ができる。カタログスペック上はWX01とそれほど変わりないが、WX01は意外とそこまでは持たない印象なので、WX02の方が上かもしれない。
Wi-Fi機器の同時接続可能台数は10台で、Bluetoothテザリングの場合は最大3台、USBテザリングの場合は1台(※USBケーブルで接続する方法)となっている。
本体サイズは約110×66×9.3mmで、重さは約95g。WX01とほぼ同じサイズだ。バッテリー容量は2,500mAh。
オプションでクレードルも用意される。
なお、UQ WiMAXオンラインショップほか、MVNO各社は様々な販売キャンペーンを実施しているので、キャンペーン特典で購入先を決めてもいいだろう。ただし、途中解約時の違約金も必ずしっかりと確認しておきたい。今月はUQ WiMAXオンラインショップでは3,000円分の商品券をプレゼントしている。GMOとくとくBBでは、最大29,990円キャッシュバック、Nexus 7プレゼント、ASUS TransBook T90Chiプレゼント、月額料金割引などの特典企画を用意している。
また、各社及びキャンペーン企画によって販売開始日が異なる可能性もある。So-netやGMOとくとくBBはすでに予約販売を開始している。
【情報元、参考リンク】
・Speed Wi-Fi NEXT WX02製品紹介ページ
・UQ WiMAXオンラインショップ
・So-net モバイル WiMAX 2+
・GMOとくとくBB/WiMAX2+キャッシュバックキャンペーン
・GMOとくとくBB/Nexus7プレゼントキャンペーン
・GMOとくとくBB/ASUS TransBook 90Chiプレゼントキャンペーン
・GMOとくとくBB/WiMAX2+が月額2,760円~のキャンペーン
・BIGLOBE WiMAX 2+最大26,000円キャッシュバック企画