Lenovo TAB2 |
まずは価格だが、端末代は35,280円になる見込み。「月月割」適用時の実質負担額は新規契約・機種変更、いずれの場合も0円になるので、入手しやすいエントリー向け端末であることが分かると思う。
また、Lenovo TAB2は「タブレットずーっと割」の対象機種になり、このキャンペーンの期限も延長されたので、ソフトバンクのスマートフォンを利用中の方が「データシェアプラス」に加入してLenovo TAB2を利用すると、タブレットの基本使用料から毎月1,520円がずっと割引される。
さて、そのLenovo TAB2だが、カラーバリエーションはミッドナイトブルーとパールホワイトの2色。
左がミッドナイトブルー、右がパールホワイト |
左側面。一瞬ブルーモデルの方が小さく見えるかもしれないが、立てかけている角度が違うため。 |
右側面 |
上面 |
下面 |
ディスプレイは約8インチサイズで、解像度は1,280×800ドット。画像処理エンジン「MiraVision」によって明るく、コントラストの高い表示を可能にしている、とのことだが、低価格端末ということで理解できると思うが、実際にその表示を見た限り、それほど綺麗ではない。最近はフルHD以上の解像度の美しいディスプレイを搭載するスマートフォンやタブレットが多いこともあり、それらと比べると見劣りはする。しかし、結局のところ仕様はコストとのバランスになるので、致し方ない部分だろう。とはいえ、子供用とか、サブタブレットとして利用する分には問題ないはずだ。
主な特徴を紹介したパネル |
OSはAndroid 5.0で、プロセッサはMediaTekのMT8735クアッドコア1.3GHz。メモリは2GB RAM、8GB ROM。CPUは日常使う分には大抵の用途では問題なさそうなパフォーマンスだった。メモリも同様。ただ、ROMが8GBというのはアプリを多数インストールする場合には物足りないだろう。特に容量の大きなゲームをいくつもインストールする場合には。microSDカードスロットは最大64GBのmicroSDXCまで対応するので、ROMが不足する場合はmicroSDカードで補おう。
microSDカードは最大64GBまでサポートする。 |
ネットワークはSoftBank 4GとSoftBank 4G LTEに両対応するが、下り最大112.5Mbpsにまでしか対応しない。バッテリー容量は4,290mAhで、連続使用時間はスペック表には記載されていないが、十分にあるとのことだった。
カメラはメイン側が約500万画素、サブ側が約200万画素だが、本格的な撮影に使うには厳しい印象だが、ちょっとした用途なら十分だろう。
低価格端末とはいえ頑張っている部分もある。それはサウンドだ。ソフトバンクは発表会場でLenovo TAB2のデモ機で「Netflix」を流していたが、低価格で購入できるモバイル動画視聴機、という位置づけで売ろうとしているようだった。
まず、オーディオ端子経由で音を聴く場合、サラウンド処理技術「BesSurround」によって、5.1chバーチャルサラウンドを楽しめるようになっている。最近のタブレットでは、「ASUS ZenPad」シリーズがDTSのバーチャルサラウンド、Amazonの「Fire」シリーズがDolbyに対応し、やはり音にこだわっているが、Lenovo TAB2も低価格タブレットの割には悪くないサウンドを出していた。
また、本体前面にはデュアルスピーカー(ステレオ)を搭載し、動画視聴や音楽鑑賞時にモバイル機とは思えない大きな音量で楽しめるよう工夫している。また、オーディオデジタル処理技術「BesLoudness」によって特定音域における音量やダイナミックレンジの補正を行い、音割れや歪みを失くすことが可能ということだが、こちらについてはデモ機ではよく分からなかった。
デュアルスピーカーの下側 |
デュアルスピーカーの上側 |
なお、本体サイズは約212.3×125.5×9.3mm、重さ約353g。
ディスプレイは約8インチサイズ |
本格的な用途、メイン機として大人が使うには物足りないと思うので、よりグレードが上の機種を選びたいところだが、ともかく手軽に手を出せる機種なので、子供用やサブ機、ちょっとした動画視聴・Webサイト閲覧などに使う分には魅力的かもしれない。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクオンラインショップ
・SoftBank SELECTIONオンラインショップ