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【ZenPad特集】ZenPad S 8.0レビュー前編:本体、パッケージ、基本機能等をチェック

ZenPad特集の第2回では「ZenPad S 8.0」のレビューをお届けしたい。本記事では前編として本体、パッケージ、基本機能等を、後編ではサウンドなどの機能やまとめを、アクセサリー編では、純正カバーやスタイラスなどを紹介したい。

ZenPad S 8.0のパッケージ内容

それでは早速ZenPad S 8.0のパッケージから見ていきたい。

■パッケージ・付属品

ZenPad S 8.0のパッケージに含まれるのは上の写真に表示されているように、ZenPad S 8.0本体、USB-ACアダプタ、片側がUSB Type-Cでもう一方がフルサイズのUSBケーブル、マニュアル類となっている。

USB-ACアダプタはASUSの他の製品とほとんど同じデザイン。コンセントプラグは折りたためない。

USB-ACアダプタはASUSの他の製品に使われているものとほとんど同じ形状・デザインだが、微妙にサイズも出力も異なる。とはいえ、ZenPad S 8.0も基本的に他のUSB-ACアダプタでも充電できる。付属のUSB-ACアダプタの出力は5.2V/1.35Aだ。

USB Type-Cのケーブル。裏表がないので便利。

そしてUSBケーブルは片側がType-Cとなっている。Type-Cは形状も従来のmicroUSB端子と異なるので、見分けはしやすい。また、表裏の向きがなく、どちら向きで挿しても構わないので寝る直前の暗い室内などで挿すときに便利だ。


■本体

ZenPad S 8.0本体の形状・デザインは前面からみると至ってシンプル。下側のベゼルに「ASUS」のロゴがある以外には特に何の記載もない。また、ASUSロゴの下、そして上側のベゼルにスピーカー(横長のスリット状のもの)が搭載されている。フロントステレオスピーカー搭載はZenPadシリーズの中でZenPad S 8.0だけなので一つの魅力といえる。

ZenPad S 8.0

背面は下側の1-2cm程度の部分とその上で質感が異なる。また、下側に対して上側は0.5mmほど盛り上がっているので、ボディの厚さは上側と下側で若干異なる。「ASUS ZenPad」とロゴが入った下側の部分は表面が革のように見えるパターンになっているので、滑りにくく、また、上質な印象を与えている。ただ、革ではなく樹脂なので、革ほどの滑りにくさではない。あくまでもデザイン上のワンポイントというか、高級感を出すことが目的なのかもしれない。

ZenPad S 8.0の背面。

背面下側の表面は革のようなパターンに仕上げられている。

メインカメラは背面右上にあり、周囲よりも少し盛り上がっている。

メインカメラ部

側面は上面にオーディオ端子、下面にUSB Type-C端子、右側面にボリュームキーと電源キー、左側面にmicroSDカードスロットが用意されている。

左:上面、右:下面。

左:左側面、右:右側面。


前面の全周にあるシルバーカラーのフレームがディスプレイよりも若干出っ張っているため、持ちやすい。この縁の部分がディスプレイとツラになっている端末はツルッと滑って落としやすいので、ZenPad S 8.0の設計は助かる。

シルバーのフレームの方がディスプレイ面よりほんの少し出っ張っているので指が引っかかって持ちやすい。


■基本機能・性能

まずは改めて基本仕様を振り返りたいが、OSはAndroid 5.0で、CPUはIntel Atom Z3580もしくはZ3560。内蔵メモリが4GBのモデルはZ3580、2GBのモデルはZ3560となっていて、今回レビューしている端末は4GBモデルなのでZ3580だ。ディスプレイのサイズは約7.9インチで解像度は2,048×1536ドット。ストレージ容量はメモリ4GBモデルだと32GB、2GBモデルだと16GBだ。

サウンド面ではDTS-HD Premium Sound、Sonic Master対応で、カメラはメインが約800万画素、サブが約500万画素、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothは4.1、本体サイズは約134.5×203.2×6.6mm、重さ約298gといった仕様だ。

Z3580に4GB RAM搭載という組み合わせはスマートフォンの「ZenFone 2」などと同様で現在のASUS製Android端末ではハイエンド端末で採用されている仕様。ZenFone 2もそうだが、ZenPad S 8.0も基本パフォーマンスは十分だ。メモリが不足することもないし、アプリがもたつくことも特にない。おそらく2GB RAMモデルでも快適だろう。

「AnTuTu Benchmark v5.7.1」でベンチマークしたところ、スコアは46,818だった。

AnTuTuのベンチマーク結果例

プリインストールアプリはシンプルな構成で、余計なものはあまり入っていないので分かりやすい。GoogleやASUSのアプリのほかは「Amazon Kindle」「BookLive」や「eBook Japan」などの電子書籍、「Yahoo!」「i-フィルター」といったアプリが入っているが、使わない場合でも特に邪魔に感じるほどの数ではないだろう。あまりに沢山余計なアプリが入っている端末の場合、最初にアンインストールしたくなるが、ZenPad S 8.0はそれほどではない。

「PC Link」「Remote Link」「Share Link」などのASUS純正の連携アプリはZenFoneシリーズと同様にプリインストールされている。実は結構便利なのでオススメだ。


オーソドックスな端末なので、機能や性能といってもあまり書く内容がないが、ディスプレイの表示は綺麗だし、基本パフォーマンスは十分以上だし、わけの分からない不要なアプリが大量に入っていることもないし、軽くて薄く使いやすいので、7.9インチクラスのAndroidタブレットとしては申し分ない端末だ。現時点では7.9インチクラスではベストモデルだろう。

次回はサウンドなどについて紹介したいと思う。

特集の他の記事は下記の通り。

ZenPad特集1:ZenPadシリーズの特徴を紹介。ZenPad 7.0、8.0、10、S 8.0の違いをチェック!
ZenPad特集2:ZenPad S 8.0レビュー前編:本体、パッケージ、基本機能等をチェック
ZenPad特集3:ZenPad S 8.0レビュー後編:サウンド性能、スタイラス機能や感想など
ZenPad特集4:ZenPad S 8.0レビュー 純正アクセサリー編:スタイラス「Z Stylus」とカバー「Zen Clutch」

下はAmazon.co.jpでの商品リンク。

 

 

【情報元、参考リンク】
ASUS公式オンラインショップ「ASUS Shop」
Amazon.co.jp/ZenPad

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