スリム・アーマーCSを装着したところ |
ちなみに、今回借りた3種類とは、「スリム・アーマーCS」「ネオ・ハイブリッド メタル」「ネオ・ハイブリッド EX」だ。今回は1色のみの紹介だが、実際には複数のカラーバリエーションがある。
<Galaxy S6用ケース>
■スリム・アーマー CS
まずはスリム・アーマーCSだが、上の写真のような形状をしている。実はこのケースは2パーツ構成になっていて、背面の硬い部分とベース部分(黒い部分のパーツ)が外れるようになっている。硬い部分はポリカーボネートで、ベース部分はTPU。TPUと聞いても分かりづらいと思うが、ベース部分はカチカチのプラスチックではなく、少し硬めのラバー素材のようなイメージでいいと思う。
実際に使うときにはもちろん2つのパーツは外さずに、パチッとはめ込んでおく。
ポリカーボネートカバーとTPUベースの2パーツ構成 |
装着すると下の写真のようになる。
周囲をぐるりとTPUベースカバーが覆ってくれるので、落下させたときも安心できる。ただ、しっかり覆ってくれるのだが、外すときにとても外しにくいので、しょっちゅう着せ替えする、という人には向かない。Galaxy S6本体とガッチリはめ込む形で、柔らかいとは言ってもTPUベースは結構硬いので、外しにくい。今回の3種の中で一番外しにくかった。その分、落下させたときでも、ちょっとやそっとじゃ外れないと思うので、安心だろう。
また、手に持ったときのフィット感はいい。
フィット感がよく、衝撃耐久力も十分にありそう。 |
ボリュームキーや電源キーの部分は、TPUベースカバーが覆う。工夫はされているが、少々厚みのあるTPU素材の上から押す形になるので、裸の時と比べると押すのに少し力を要する。
背面を下向きにして机に置いたときにメインカメラのレンズ部が当たらないよう、 ケースの厚みはそれを上回っている。心拍数センサーにもしっかりと指を当てられる。 |
このケースの特徴はタフさを与えてくれることに加え、カードホルダーにもなること。ポリカーボネート製のカバーとTPUベースの間にカードを2枚ほど入れることができるようになっている。カードをスマホとセットで持ち歩きたい場合には便利だ。
カードホルダー機能も持っている。 |
この隙間に2枚ほどのカードが入る。 |
下面の端子部はこのようにくり抜かれている。 |
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。カラーは4色でリンク先で選べる。実売価格は記事執筆時で2,550円だ。
■ネオ・ハイブリッド メタル
こちらもスリム・アーマーCSと同様に2パーツ構成だが、全くの別物。ベース(黒い部分)は同じくTPU素材だが、側面がアルミニウムでできたフレームになっている。アルミフレームとベースカバーははめ込み式で、Galaxy S6本体に取り付けた後ではガッチリ固定される。
アルミでできたフレームとTPUベースの2パーツ構成 |
下の写真のようにまずはTPUベースをGalaxy S6に取り付ける。ここは簡単で、力も要らない。次にフレームを取り付けるのだが、ここでは少しだけ力を要する。その分、はめ込んだ後はしっかりと固定される。
Galaxy S6への装着が完了した状態が下の写真。
装着状態 |
上写真のように前面から見たときには分かりにくいが、下写真のように側面から見ると、かなりカッコいい。
側面から見るとかなりカッコいい。 |
右側面にはロゴがある。 |
しかも、このケースは電源キーとボリュームキーが押しやすい。この点はとても大きな魅力だと感じた。また、側面はアルミフレームだが、エッジの部分はTPUベースなので、手に持ったときのフィット感もいい。
下面もかなりカッコいい。 |
背面は地味。 |
少し残念なのは背面が地味なことだが、背面はTPUベースそのものなので、フィット感はいい。また、もちろんメインカメラのレンズ部の飛び出しよりも厚いので、レンズ部が机などに当たることもない。心拍数センサーも問題なく使える。
今回の3種類の中では、背面の地味さを除くと、一番持ちやすくてしっくり来たのがこのケースだった。
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。カラーは3色でリンク先で選べる。実売価格は記事執筆時で3,360円だ。
■ネオ・ハイブリッドEX
こちらは「バンパー」タイプのケース。側面を覆うバンパーと、背面保護フィルムが用意されている。Galaxy S6のデザインを楽しみたい方には一番だろう。また、筆者はAndroidでは普通のケースを使うことが多いが、iPhoneではSPIGENのバンパーを使っていて、これがなかなかいい。何度も落としているが無事本体を保護してくれているので、この製品も大丈夫だろう。
バンパー部品はこんな感じで、実はこの商品も複数パーツ構成となっている。 |
バンパー部分もボタンを除くと2パーツ構成だ(ボタンを含めるとその分増える)。使ったことがない方には強度が心配に感じるかもしれないが、スマートフォン本体に装着後はしっかりと固定されるので全く問題ない。ただ、何度もガンガンと強く落とすと、さすがに下面の端子用のくり抜き部分あたりから壊れるかもしれない。強度重視の場合にはスリム・アーマーCSやネオ・ハイブリット メタルの方が上だと思う。
Galaxy S6本体に装着前であれば、簡単に分割できる。 |
装着すると、下の写真のようになる。
Galaxy S6本体に装着したところ。 |
意外としっかりとした衝撃耐久力を持っている。
背面はこんな感じでGalaxy S6本体のデザインを楽しめる (※この写真では背面保護フィルムは貼っていません)。 |
バンパータイプなので、背面メインカメラのレンズ部の出っ張りが、机の上に置いたときに直接当たるのでは? と気になるかもしれないが、対策はとられている。背面側の角の部分が、辺部よりも高く盛り上がった設計になっている(下の写真参照)。そのため、レンズ部が直接当たることはない。
角は少し出っ張るようになっている。 |
Galaxy S6の素のデザインを楽しめるのはこのバンパータイプのネオ・ハイブリッドEXだと思うので、素のデザイン重視ならイチオシだろう。
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。カラーは4色でリンク先で選べる。実売価格は記事執筆時で3,590円だ。
SPIGENのケースは筆者も個人的にいくつか使ってきたが、質はいいのでオススメだ。
次回はGalaxy S6 edgeのケースを紹介したい。
・第1回:概要とGalaxy S6のレビュー
・第2回:Galaxy S6 edgeのレビューと総評
・第3回:Galaxy S6用ケース3種類を紹介
・第4回:Galaxy S6 edge用ケース3種類を紹介
【参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/Galaxy S6 SC-05G製品ページ
・ドコモオンラインショップ/Galaxy S6 edge SC-04G製品ページ
・Galaxy S6及びGalaxy S6 edge発表イベント取材レポート