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【実機レポート】Android搭載ガラケー「AQUOS ケータイ SH-06G」をチェック!【ドコモ2015夏モデル】

NTTドコモ(以下、ドコモ)は14日、今夏モデルを発表したが、今回のラインナップは全てAndroid搭載機。それはフィーチャーフォン(通称「ガラケー」)の「ドコモ ケータイ」も例外ではない。今回の2機種「AQUOS ケータイ SH-06G」(シャープ製)と「ARROWS ケータイ F-05G」(富士通製)はどちらもOSにAndroidを採用する。

AQUOS ケータイ SH-06G

本記事ではAndroid搭載で生まれ変わったドコモ ケータイのうち、AQUOS ケータイ SH-06Gを紹介したい。

まず最初に断っておきたいのは、Androidを採用していてもAndroidスマートフォンとは違い、Google Playは利用できないこと。あくまでもAndroidベースで、フィーチャーフォンライクの操作系を持つケータイを作った、ということであり、スマートフォンとは違う。そのため、スマートフォン向けのアプリをそのまま使うことはできない。

Androidガラケーで先行するauの場合は、定額制サービス「auスマートパス」でAndroidガラケー向けのアプリを配信し、利用できるコンテンツを増やしているが、SH-06Gの場合はシャープのサイト「SH SHOW」からしかアプリを増やせる手段が今のところはない。

Google PlayによるAndroidアプリが使えない、もちろん「iアプリ」も使えない、という状況なので、その点は踏まえておきたい。もちろん、iモードサイト等のiモードサービスも利用できない。SH-06Gが利用するISPはiモードではなく、spモードになる。

おそらく将来的にはauスマートパスのようにAndroidガラケー向けのアプリのマーケットが用意されるのだと思うが、今は初期段階なので注意が必要だ。

カラーバリエーションは3色。ブルーグリーン、ブラック、ホワイトの3色。

カラーバリエーションはブルーグリーン、ホワイト、ブラックの3色。


見た目は普通の折りたたみ型のケータイで、ヒンジ部にはワンプッシュオープンボタンが付いている。メインディスプレイは約3.4インチで解像度は540×960ドット、サブディスプレイは0.9インチで解像度は36×128ドット。

見た目は普通のガラケー

ディスプレイは3.4インチ、540×960ドット。バックライトに「PureLED」を採用。

サブディスプレイは約0.9インチ。時計表示は見やすい。

メインディスプレイにはAQUOSスマートフォンにも採用されている「PureLED」を採用し、明るく、鮮やかな表示が可能となっている。

ボディサイズは約112×51×16.5mmで、重さは約123gだ。


至って普通のデザインだが、充電がmicroUSB端子なので、市販のUSB-ACアダプタやモバイルバッテリーも使える。

ワンプッシュオープンのボタンが左側についている。便利だ。


デザインもサイズも「とにかく普通」としか言いようがないが、ワンプッシュオープンは相変わらず便利だし、ボディも持ちにくいということはない。キーも押しやすい。

ちなみに防水仕様だ。

現時点では利用できるアプリが少ないので、プリインストールアプリや機能は気になるところ。

従来のガラケー同様、基本的なものは揃っている。ブラウザ、ワンセグ、音楽再生、カメラなどだ。さらに、「LINE」アプリがプリインストールされている。LINEでの友人とのトーク(チャット)や無料通話はもちろんできる。また、スタンプも使える。

メニュー画面。このあたりもガラケーと同じ。

「ツール」内の項目。

後述するが「タッチクルーザーEX」によってブラウザは使いやすい。

ただし、スタンプに関しては無料のものはダウンロードできるが、有料のスタンプはAQUOS ケータイ用のLINEアプリからは買えない。LINEのウェブストアで購入し、それをダウンロードする、という手順を踏めば、有料スタンプも利用できる。

「LINE GAME」など、関連サービスは利用できない。

トークや無料通話は可能だ。


また、LINEの関連サービスである「LINE GAME」なども利用することができないので注意が必要だ。しかし、友人からのトークがあればちゃんとプッシュで通知が来るし、基本的な画面レイアウトはスマートフォンのものと同じなので、従来のiモードケータイと比べるとLINEはしやすいはずだ。

SNSではTwitterやFacebookも利用できるようだ。

ほかの機能面では、赤外線通信、Bluetooth 4.0、GPS、エリアメールなどにも対応する。ちなみに、カメラは約500万画素のメインカメラのみで、静止画と動画を撮影できる。

AQUOSスマートフォンに搭載されている機能も一部導入されていて、「フレーミングアドバイザー」を利用できる。これは画面上にガイドを表示し、どのような構図で撮ればいいかを教えてくれる機能。

カメラ機能のメニュー(左)、フレーミングアドバイザーの画面(右)


今回のAQUOS ケータイやARROWS ケータイで、iモードケータイからの移行の際のネックになりそうなのは、おサイフケータイに対応していないこと。au向けのAQUOSケータイはおサイフケータイに対応しているので、いずれドコモ向けのAndroidガラケーでも対応すると思われるが、初回モデルの今回は非対応だ。

また、AQUOS ケータイならではの便利な機能に「タッチクルーザーEX」がある。

キーボード全体がタッチパッドになっていて、キー上をなぞるだけでスクロールやタップなどのタッチ操作が可能だ。これは本当に便利。特にウェブサイトの閲覧には重宝する。

キーボードは可もなく不可もなく、普通にタイプできる。
表面がタッチパネルになっていてスクロール等ができるのは便利だ。

おサイフケータイ非対応以外で注意すべき点は、LTEに非対応なこと。

せっかくAndroidを搭載し、タッチクルーザーEXでスクロール操作もしやすくなっているのだが、肝心のネットワークがFOMA対応で、下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsのままとなっている。せっかくなのでLTEでの高速通信をしたいところなので残念だ。

バッテリー容量は1,410mAhと大きい。SIMカードはnanoUIM。


このAQUOS ケータイは、用途が電話、メール、LINE、カメラ、ちょっとしたWebサイト閲覧くらいにとどまる方ならば、iモードケータイからの移行も悪くないと思うが、ゲームも含めて色々なiアプリやiモードサービスを使っている方の場合は、それらの資産を捨てなければならないので、まだ移行しない方がいいと思う。

しかし、初めてのAndroidガラケーに関心がある方や、前述した用途が基本という方、ガラケーでのLINEにストレスを感じていた方などは移行しても満足感を得られると思う。

発売時期は6月下旬の予定。

下はホワイトとブラックモデルの写真だ。

<ホワイトモデル>








<ブラックモデル>




【情報元、参考リンク】
AQUOS ケータイ SH-06G

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. 今こんなスマートガラケーには、bluetoothで他のスマホからのアプリの転移するのができるはわかりました(スマホのbluetoothでアプリを送信のアプリが用意する)。そしてその方法でgoogle play以外のアプリマーケットをインストールして(僕の場合は1mobile)、それ以後たくさんのアプリ(グーグルサービスを使わないやつ)のインストールできるになります!

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