UQコミュニケーションズは15日午前11時より「WiMAX 2+ 新サービス・新デバイス発表会」を開催する。この発表会の模様は「Ustream」を使ってライブ中継される予定なので、時間をとれる方はUstreamでチェックしよう。
発表会の告知サイトには、「WiMAX 2+ いよいよネクストステージへ」という言葉が大きな文字で描かれており、今回はWiMAX 2+の「ネクストステージ」となる下り最大220Mbpsのサービスに関する詳細や、それに対応した製品がお披露目される可能性が高そうだ。
UQコミュニケーションズは現在、下り最大110MbpsのWiMAX 2+と、下り最大40MbpsのWiMAXを提供中だが、来春をめどにWiMAXに使っている周波数帯の一部をWiMAX 2+に切り替え、WiMAX 2+において下り最大220Mbpsのサービスを提供する予定だ。
現在の周波数割り当てでは、WiMAXが30MHz、WiMAX 2+が20MHzだが、WiMAXの30MHzのうち20MHzをWiMAX 2+に切り替え、WiMAX 2+で20MHzと20MHz、合わせて40MHzの周波数帯を使うようになる。この20MHzの周波数帯2つで同時に通信することで下り最大220Mbpsを実現する。「キャリアアグリゲーション」と呼ばれる技術で、複数の周波数帯で同時通信することで通信速度を向上させる。
注意したいのはWiMAXだ。WiMAXは現行の30MHzから10MHzに割り当て周波数が減るので、下り最大速度も3分の1に落ちる。すなわち、来春から順次、下り最大13.3Mbpsのエリアに切り替わってしまうので気を付けてほしい。とはいえ、現在WiMAX 2+対応機器でWiMAX 2+を利用できているユーザーの場合は、WiMAXの速度が落ちても特に問題にはならないだろう。逆にWiMAX 2+の速度が上がることで受けられる恩恵の方が大きいはずだ。
結局、注意が必要なのはWiMAX 2+のエリア外かつWiMAXのエリア内でサービスを利用しているユーザーだ。その場合には注意したい。
ともかく、サービスの詳細や新デバイスが一体どのようなものなのか、期待したいところだ。
【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/WiMAX 2+新サービス・新デバイス発表会告知サイト
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