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【実機レポート】真の「上品さ」を得た? au VoLTE対応の新URBANO(V01)【au2014冬】

先日、au 2014冬の新商品発表会が都内で開催され、12月から新たに提供される4G LTEを使った音声通話サービス「au VoLTE」に対応したスマートフォン、京セラ製「URBANO(アルバーノ) V01」が発表された。会場ではこの新URBANOが展示されていたので、ファーストインプレッションを紹介したい。

URBANO V01

外観でまず目を引くアイデンティティは、Androidの3つの操作ボタン(戻るボタン、ホームボタン、マルチタスクボタン)が物理ボタンであること。URBANOシリーズはこれまで物理ボタンを特徴の一つとしてきたが、新モデルも継承した。これは、物理ボタンを好む人にはアピールできるだろう。

ナビゲーションキーは物理ボタンになっている

また、背面のカメラ部分をサイドバンドで横切るデザインも特徴だろう。デザインの好みは人それぞれだが、この背面のデザインはなかなか上品なのではないかと思う。

カメラ部分のバンド部分はメタル素材

背面から側面にかけてはラウンド形状になっている

背面はラウンド形状になっている

物理ボタンや背面の特徴と、比較的クラッシーなカラーリングが相まって、ある種の上品さを漂わせている。やはり物理ボタン、背面のサイドバンド部分にメタル素材を採用していることも大きいだろう。日本メーカーの端末で「上品さ」を目指す、あるいはそんなオーラを出していると感じる端末はあまりないと思うので、素晴らしいことだ。

サイズとしては、約5インチのフルHD解像度のディスプレイを搭載していることもあり、平均的な5インチ・スマホと同じくらいだ。背面がラウンドフォルムになっているので、比較的持ちやすく、普通に使いやすい感じだ。

そんなルックスを持つアルバーノだが、特徴的な機能は冒頭で述べたようにau VoLTEに対応したことだ。そして、お馴染みの「スマートソニックレシーバー」に対応していることや、耐衝撃性能を持っていることだ。

スマートソニックレシーバーはau VoLTEとの組み合わせで、とてもクリアな音声通話を実現してくれそうだ。実際、VoLTE対応に合わせて調整を行い、進化している。デモで確認したところ、品質がよいことは確認できた。

au VoLTE対応と独自機能で高音質での通話を実現している

また、耐衝撃性能については、旧モデルでやや耐衝撃性を高めたら、思いの外好評だったということで、この面をさらに強化することにしたということだ。

ディスプレイは「Dragontrail X」という強化ガラスでできている。割れにくく、傷がつきにくい。

展示ブースではさずがに本体を落としたりして試せるわけではないので、実際に確認したわけではないが、米国国防総省が制定した「MIL-STD-810G Method 516.6:Shock-ProcedureⅣ」に準拠した規格に対応している。一般的な端末と比較すればかなりタフだ。まったく普通のルックスでタフだというのが凄い。また、防水(IPX5/IPX8)や防塵(IP5X)にも対応している。

耐衝撃性能を高めている

アルバーノはユーザーのターゲット年齢層が比較的高いこともあり、以前からデザイン的には上品さを求めているように思うが、今回のアルバーノには今まで以上の上品さを感じる。もちろん、好みはそれぞれだと思う。

この端末が搭載した技術を知ると、よりエレガントに見えてくる部分もある。総合的なエレガントさというのは、やはり、単なるルックスだけではなく、他にない「サムシング」も必要だと僕は思う。アルバーノは今、内容的に他と区別する領域についに到達したという印象だ。

というのも、暫くの間はau VoLTEを利用できるのは、このアルバーノと「isai VL」だけなのだ。そのことだけでもアルバーノの価値を高めている。

ちなみに、他の特徴や基本的なスペックを最後に確認しておきたい。

今回のアルバーノには最大3.1Aという高出力での充電が可能な卓上ホルダが付属する。30分程度で約50%の充電ができるので、朝の時間が無い時でもサッと充電できるのは嬉しい。インテリジェントな省電力機能も搭載している。ユーザーの生活リズムに合わせて省電力モードにする時間帯を自由に設定できるタイマー設定機能があるので、上手く機能させられれば、バッテリーをより長く持たせられるだろう。

最大3.1A出力の卓上ホルダ充電器が付属する

ソフトウェア面では、旧モデルと同様、最初から複数のホーム設定が入っている。「標準ホーム」「エントリーホーム」「かんたんメニュー」「auベーシックホーム」の4つから選べる。らくらくスマートフォン的にしたい方は「かんたんメニュー」を選べばいいし、「エントリーホーム」は通知バーの高さが一般的なものの約1.5倍なので、時計やバッテリー残量、電波状況などのアイコンを見やすい、という特徴がある。

基本スペックは次の通りだ。

OSはAndroid 4.4、CPUはQualcomm MSM8974AB クアッドコア2.3GHz、メモリは2GB、ストレージは16GB、外部メモリのmicroSDカードスロットは最大で128GBまでのmicroSDXCに対応、バッテリー容量は3,000mAh、ボディサイズは約70×141×9.9mm、重さ約155g、ディスプレイは約5インチのTFT液晶で解像度はフルHD、ネットワークではau 4G LTEの下り最大150Mbps、キャリアアグリゲーション対応、WiMAX 2+対応、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac対応、メインカメラは約1,300万画素、サブカメラは約97万画素、テレビ機能はワンセグ対応・フルセグ非対応で、おサイフケータイ、NFC、MHL対応、などとなっている。

発売時期は12月上旬の予定だ。

(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
au/URBANO V01製品ページ

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