HTCは米国時間8日、小型のモバイルカメラ「RE」を発表した。REは小型のスティック型のデザインを採用したカメラで、F2.8、146度のウルトラ広角レンズ、約1600万画素の1/2.3型のソニー製CMOSセンサー、IPX7相当の防水性能(水深1mで30分間持続)を持つ。
写真撮影はもちろん、1080p/30fpsのフルHD動画の撮影も可能で、本体には32GBのROM、256MBのRAMを搭載し、microSDカードスロットを装備している。
バッテリー容量は820mAhで、写真撮影の場合は約1,200枚、フルHD動画の撮影の場合は約1時間40分の撮影が可能だ。
ネットワーク機能はWi-Fi(IEEE802.11b/g/n。Wi-Fi Directサポート)とBluetoothをサポートし、外部入出力端子はmicroUSBとなっている。
スティック型なので手に掴んでの撮影はもちろん、自転車のハンドルなど、様々な場所への固定もしやすい。手にもって撮影する際は、搭載されたグリップセンサーによって手に取るだけでカメラが起動するため、電源ボタンの操作は不要となっている。シャッターボタンも押しやすい位置についている。短く押すと写真撮影で、長く押すと動画撮影になる。
撮影機能としてはスローモーション撮影やタイムラプス撮影などの機能も持つ。
REはスマートフォンとの連携が可能で、写真や動画、タイムラプス撮影データをWi-Fi経由でスマートフォンへ転送することができる。専用アプリの「REアプリ」はAndroidとiPhone向けに用意され、どちらの端末でも利用可能だ。さらには、撮影した画像や動画から手軽にハイライト動画を作れる「Zoeアプリ」との連携も可能だ。
さらに、撮影の際はスマートフォンの画面をファインダー代わりに使ったり、遠隔操作をすることが可能だ。
そして、将来的にはYouTubeへリアルタイムで動画ストリーミングする機能が追加される予定なので、ライブ配信カメラとしての役目を果たすことも可能になる。
発売時期は10月下旬で、まずは米国で販売開始となり、その後、他の地域でリリースされる予定。すでに公式サイト上では予約受付が開始されている。
価格は199.99ドル。
HTCのCEO、Peter Chou氏はREについて次のように述べている。
「HTCは、長年にわたりスマートフォンの新たなスタンダードを提唱し続けてきましたが、今回は撮影・画像に対する考え方の再定義に力を注いでいます。企業として、その場にとどまることなく革新を求め続けた結果、当社のビジネスとお客様のため、スマートデバイスによる写真撮影を新たな方向に進めていくことになりました。一度REを手にした人は、もう放したくないと思うことでしょう。これは、これまでのようにカメラに捉われてファインダー越しに世界をのぞく事から解放され、その瞬間を体感する事を可能にします」
【情報元、参考リンク】
RE公式サイト
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