AQUOS CRYSTAL |
AQUOS CRYSTALの発売日は8月29日で、AQUOS CRYSTAL Xは12月以降の予定。そして、AQUOS CRYSTALの予約は8月19日から受付開始予定となっている。
これらのスマートフォンはソフトバンクモバイルと米Sprintが共同開発した初のモデルで、米国でも販売される予定だ。米国ではSprint、Virgin mobile、boost mobileから販売される。
どちらのモデルもフレームが極限まで細くなっているので、まるで画面だけを持っているかのような感覚を味わえる。これは、同じシャープ製の「EDGEST」採用モデルと比べても圧倒的だ。EDGESTは、画面周囲の縁部分を極限まで狭くしたスタイルのことを言うが、今回のモデルはそれを超えるため、言葉での表現上は「フレームレス構造」というものに進化している。
フレームが細いと、背景と一体化したかのような錯覚を受ける。 |
AQUOS CRYSTAL。フレームが限りなく細い |
AQUOS CRYSTALのカラーはホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色 |
フレームレス構造になったことで、AQUOS CRYSTALは約5インチの大画面を搭載しつつもボディサイズは約67×131×10mmと、幅が狭く持ちやすいレベルに収まっている。また、重さは約140gだ。AQUOS CRYSTAL Xも約73×139×11mmと、画面サイズの割にはコンパクトだ。
ちなみに、フレームレス構造は2つの技術革新で実現している。それは、「狭額縁液晶パネル」と「エッジカットを施した前面パネルによる光学レンズ効果」で、下図のような構造になっている。
フレームレス構造のイメージ図 |
そして、両モデルはサウンド面にも特徴がある。
Harman社のサウンドエフェクトエンジンを搭載する。音楽データを圧縮する際に失われた音の情報を復元する「Clari-Fi」と、音楽に広がりを持たせて臨場感を実現する「LiveStage」によって、高音質で音楽を楽しむことが可能だ。
さらに、ワイヤレススピーカーシステム「Harman Kardon ONYX STUDIO」が標準でついてくるので、AQUOS CRYSTALを使って音楽を家で楽しむ際に、迫力あるサウンドで聴くことができる。
3日間電池が持つ、という省エネ設計はAQUOS CRYSTALシリーズでも健在で、長時間の連続駆動が可能だ。また、カメラに写った文字を画面上でなぞるだけでOCR処理によってテキスト化・コピーして検索できる「検索ファインダー」、カメラに写った英語などの外国語を日本語に変換する「翻訳ファインダー」などの機能も搭載される。
また、LTEを介した音声通話サービス「VoLTE」への対応、高音質での通話が可能な「HD Voice」などにも今後のソフトウェア更新で対応できる予定となっている。
AQUOS CRYSTALの主な仕様はOSがAndroid 4.4.2、メモリは1.5GB RAM、8GB ROM、プロセッサはQualcomm MSM8926クアッドコア1.2GHz、バッテリー容量は2,040mAh、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)など。ディスプレイの解像度は1,280×720ドット。
AQUOS CRYSTAL XはOSがAndroid 4.4.4、メモリは2GB RAM、16GB ROM、プロセッサはQualcomm MSM8974ABクアッドコア2.3GHz、バッテリー容量は2,610mAh、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)などだ。ディスプレイの解像度は1,920×1,080ドット。
AQUOS CRYSTAL X |
AQUOS CRYSTAL Xのカラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色 |
基本的にAQUOS CRYSTAL Xの方がスペックは高い。
モバイルネットワークはどちらの機種も下記方式・周波数に対応する。
<国内>
W-CDMA方式(900MHz/2.1GHz)
FDD-LTE方式(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)
AXGP方式(2.5GHz)
<海外>
W-CDMA方式(900MHz/2.1GHz)
FDD-LTE方式(1.7GHz/2.1GHz)
GSM方式(900MHz/1800MHz/1900MHz)
UPDATE
実機のレポート記事を公開しました。
→「極限まで細いフレームが魅力の「AQUOS CRYSTAL」【ソフトバンク2014夏モデル】」
→「AQUOS CRYSTAL X」と「AQUOS CRYSTAL」用アクセサリーを紹介
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクモバイル/プレスリリース1、2
・ソフトバンクオンラインショップ