ソフトバンクモバイルは18日、都内で新商品発表会を開催し、シャープ製Androidスマートフォン「AQUOS CRYSTAL」を発表した。端末の詳しいスペックなどは
こちらのニュース記事で参照していただくとして、今回は展示会場にて実機を触ることが出来たのでそのレポートをしていきたい。また、専用アクセサリー、プレミアムモデル「AQUOS CRYSTAL X」の
レポート記事はこちらを参照してほしい。
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▲AQUOS CRYSTAL |
AQUOS CRYSTALはソフトバンクと米国のSprintとの共同開発プラットフォームの第一弾となる製品で、部品調達などのスケールメリットがあるという。スペック的にはハイエンド端末ではないと言うこともあり、端末価格は54,480円と低めの設定となっている。
最大の特徴は、なんと言っても極限まで薄くなった「フレームレス構造」の「クリスタルディスプレイ」だ。5インチ端末であるにもかかわらず、ボディの横幅が約67mmと極限までサイズダウンされている。とはいえ、片手で画面端まで操作するには5インチでも大きすぎるので、それをカバーするため、画面全体を縮小表示する「ワンハンドアシスト」という機能が搭載されている。これは、画面全体の表示を縮小してしまい、端に寄せて表示できる、という機能で、片手操作時に便利な機能だ。
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▲3辺フレームレス構造の「クリスタルディスプレイ」(写真は端末を横にしている) |
液晶パネルはフレームレス構造のS-CG Silicon液晶。説明員によれば、フレームレス構造のIGZO液晶も将来的には出てくる可能性はあるとのことだった。この技術を利用した7インチのディスプレイなども開発可能とのことなので、フレームレスのタブレットの登場にも期待したい。
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▲左が狭額縁の液晶パネル、右がフレームレス構造の液晶パネル。右の黒いフレーム部分は1mm以下だ |
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▲光る写真を持つような新しい世界感がある |
ボディーカラーはホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色。背面はマットな仕上げで、表面に細かい凹凸があるデザインだ。国内向けというよりはグローバル端末に寄せたデザインなのかもしれないが、手にしたときにべたつかないので、この加工は悪くはないと思う。
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前面 |
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背面 |
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▲上面には電源キーとイヤフォン端子、下面にはマイクとmicroUSB端子がある |
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▲左側面にはボリュームキーがあり、操作系はiPhoneに近い |
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▲右側面はシンプル。メタル調のフレームとリアカバーという構成だ |
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▲背面は全体に凹凸があるわけではない。かまぼこ形で持ちやすいデザインだ |
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▲リアカバーは取り外し可能だがバッテリーの交換は出来ない。microSDカード及びSIMカードはリアカバーを外して交換する |
付加機能面では、日本向けのワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などの機能は非搭載だ。ディスプレイの解像堂はHD(720×1280ドット)。この辺りも含め、ハードウェア的にはAndroidスマートフォンとしてはシンプルなものだ。その中で、独自機能として搭載されているのがオーディオブランドのharman/kardonによる音楽復元技術「Clari-Fi」と、パネル面の振動で音声を伝える「ダイレクトウェーブレシーバー」だ。
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▲設定画面には「harman/kardon」の項目が用意されている |
このharman/kardonの高音質化技術を活かせるBluetoothスピーカーも付属する。15wのメインスピーカー2つ、ツイーター2つ、さらに前面と背面に低音を強調するパッシブラジエーターを搭載した本格的なスピーカーで、このモデルは日本未発売のもの。説明員によれば「音楽を空気で感じて欲しい」とのこと。
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▲付属のスピーカー。かなり大きい |
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▲4つのスピーカーとウーファーを搭載する本格的なもので、カバーを外すと印象が大きく変わる |
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▲背面 |
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▲取っ手に手を掛けて持ち運べる。ACアダプターの他に内蔵の充電式のバッテリーで使用出来る |
このスピーカーが同梱されるパッケージはかなり大きく、限定モデル以外でこれほどの巨大なパッケージは珍しい。
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▲右にある箱がAQUOS CRYSTALのパッケージ。持ち替える際の充実感はありそうだ |
ダイレクトレシーバーは、スマートフォンを顔に当てると振動で受話音声が伝わってくるというもの。また、通話用のスピーカーも必要ないため前面のデザインがシンプルなものとなっている。
CPUはクアッドコア1.2GHzのQualcomm MSM8926ということで、パフォーマンス的に心配となるが、実際に操作してみると特に遅いと感じる事もなく、HD解像度とあいまってパフォーマンスと省電力のバランスも良さそうだ。
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▲バランスの取れた端末に仕上がっている。フレームレス構造のインパクトはやはり大きい |
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▲シャープ独自のホーム「Feel UX」は癖がなくなり使いやすくなった印象 |
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▲もう一つの「SHホーム」はAndroid標準に近いタイプ |
フレームレス構造の特徴を活かしたユニークな機能として、上のフレーム部分をなぞるだけでスクリーンショットが撮れる「Clip Now」がある。電源キー+ボリュームキーマイナスでもスクリーンショットを撮れるが、Clip Nowは画面をなぞるだけの簡単操作なので使い勝手が良い。Clip Nowで撮ったスクリーンショットは戻るキーなどのナビゲーションキー部分はカットされていたので、用途に合わせて通常のスクリーンショットと使い分ける必要がある。
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▲Clip Nowの説明画面 |
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▲AQUOS CRYSTALの説明パネル |
AQUOS CRYSTALは、防水非対応と、ボディにやや厚みがある点が残念だが、これまでにないフレームレス構造の世界感が楽しめる初のスマートフォンとして魅力を感じた。発売は8月29日(金)で、予約は8月19日から受付開始となっている。
(記事:
mi2_303)
※2016年11月17日追記。プリペイドサービス「シンプルスタイル」としてAQUOS CRYSTALのアウトレット品が1万円分のチャージ付きで1万円(税抜)で台数限定で販売されています。お得なセールなので関心がある方は要チェックです。
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ソフトバンクオンラインショップ/【アウトレット】シンプルスタイル AQUOS CRYSTALのページ
【情報元、参考リンク】
・
ソフトバンクモバイル/AQUOS CRYSTAL製品紹介ページ
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ソフトバンクオンラインショップ