今回で通算10回目となるABCは、国内でAndroidの普及・促進を目指すコミュニティ「日本Androidの会」が主催するイベント。約半年ごとに各地で開催されており、今回は東京・秋葉原が会場となる。首都圏在住の方にとっては参加しやすい場所だけに、明日のイベントは大勢の参加者が予想される。
ABCは主にAndroidを扱う業界関係者向けのイベントではあるが、一般ユーザーが参加しても楽しめる展示も多数ある。特にバザールは大学の学園祭における理系学部の展示のような雰囲気だ。
イベントはカンファレンス（講演）とバザール（展示）から構成され、それぞれ多数のテーマ、ブースが用意される。
カンファレンスはテーマ別に「基調講演」「デザイン/開発」「メーカー/キャリア」「コンテンツ/ビジネス」「開発」「デバイス」等のジャンルに分類されるが、全部で数十もの講演が行われる予定だ。ジャンル名を見てわかるように、基本的には業界関係者向けのテーマが多い。
例えば、「デザイン/開発」ジャンルでは、先日発表になったばかりのウェアラブル・プラットフォーム「Android Wear」についてのものや、最近のAndroidアプリのトレンド、デザイントレンドなどがテーマの講演が揃う。「メーカー/キャリア」のジャンルではNTTドコモ、KDDI、インテル、富士通、シャープからそれぞれのテーマで講演が行われる。
ABC 2013 Autumnにおけるカンファレンスの一つ。手書き入力Mazecについて
そしてバザールもカンファレンスと同様に、Androidを扱う企業・団体・コミュニティ・個人・大学などがそれぞれ展示を行う。
どちらかと言えば、一般ユーザーが参加して楽しめるのはカンファレンスよりもバザールだろう。バザールでは毎回、Androidを採用したロボットや洗面台など、普段目にすることのないものを見ることができるからだ。また、シャープや富士通などの端末メーカーはもちろん最新のスマートフォンの展示も行うので、触ってみたい方にはちょうどいい機会だろう。
ABC 2013 Autumnにて。秋葉原支部 コスプレ理系女子普及部や大学研究室の展示なども
ABC 2013 Autumnにて。ロボット系は毎回楽しめる。プログラマーのfkm氏（fkm氏のアプリはこちら）はアプリに関する質問も受け付けていた。開発者同士のコミュニケーションの場でもある。
業界関係者にとっては見知らぬ製品・サービス・技術を知る見本市としての役割も担うイベントだ。
下に掲載した動画は前回イベントの概要を納めたもの。雰囲気は十分に伝わるはずだ。
なお、今回のABC 2014 Springのイベント概要は下記の通り。参加費用は無料だが、事前にネットから参加申込みを行う必要があるので注意してほしい。
また、イベント参加者に便利なアプリもリリースされている。参加予定の方は事前にダウンロードしておくと便利だろう。
→ABCViewer 2014 Spring
≪イベント概要≫
・イベント名称：Android Bazaar and Conference 2014 Spring（ABC 2014 Spring）
・日時：2014年3月21日(金) 10:00 ～ 18:15（仮）
・会場：秋葉原クロスフィールド(ダイビル＋/UDX)
・参加費用：無料
・参加申し込みはこちら：https://www.android-group.jp/event/event29.html
【情報元、参考リンク】
ABC 2014 Spring公式サイト
