SingTelのLTEに接続されたSIMフリーのiPhone 5s |
■4G LTE対応のプリペイドSIMカードの入手方法
2014年1月現在、シンガポールではSingTelのほか、「M1」という通信事業者がプリペイド向けにLTEサービスを提供しており、どちらの会社のSIMカードもチャンギ国際空港内にて購入することが可能です。
SingTelのSIMカードは、チャンギ国際空港の「RHBの両替所」にて販売されており購入することができます。両替所はターミナル内に多数あるため、1つの両替所でSIMカードが在庫切れとなっている場合でも諦めずに別の店舗を探してみると良いでしょう。実際に、筆者が最初に訪れた両替所ではSIMカードが在庫切れとなっていましたが、歩いて数分の距離にある別の両替所にて問題無くSIMカードを購入することができました。なお、シンガポールではSIMカードの購入にあたってパスポートの提示が必要でした。
SingTelのSIMカードが販売されていたRHBの両替所 |
■SingTel 4G LTE対応のSIMカード(nanoSIM)
購入したSIMカードの販売価格は38シンガポールドルで、初期残高は同じく38シンガポールドルとなっており、初期残高で各種インターネットプランに登録が行えます。なお、今回購入したプリペイドSIMカードには、1GB分のデータ通信量が無料で利用可能となっていました。
SingTelのプリペイドSIMカード(LTE対応) |
SingTelのインターネット接続プランは下記の通りです。
[インターネット接続プラン]
- 1日定額プラン:利用可能なデータ通信量 2GB /6シンガポールドル
- 3日定額プラン:通信量 6GB /15シンガポールドル
- 7日定額プラン:通信量 14GB /25シンガポールドル
インターネット接続プランへの登録は、SingTelのプリペイドSIMを挿したスマートフォンなどから「*363」宛に発信して行います。参考までに、1日定額プランに登録する場合の手順は以下となります。
- 「*363」宛に電話発信する。
- "1. Prepaid Data Plans"を選択。
- "2. Subscribe to Prepaid Data Plans"を選択。
- "1. 1-Day $6 Ultimate 2GB Plan"を選択。
- 内容を確認の上、"1"を選択してプラン登録を完了する
SingTelのSIMカード(LTE対応)は販売価格が少々高めとなっているので、短期滞在者向けにもう少し安価な商品が発売されると嬉しいのですが、現時点では選択肢が無く、今後のラインナップ拡充に期待したいところです。
■iPhone 5sではAPNは自動設定され、すぐにLTEが利用可能
SingTelのSIMカード(nanoSIMサイズのカード)をSIMフリーのiPhone 5sに挿して利用すると、APNは自動的に設定され、すぐにLTEでの通信が利用可能となりました。APN設定を意識することなく、すぐに高速なインターネットが利用可能となる点は、旅行者にとっては非常に有り難いです。
また、SingTelの4G LTEはかなり広いエリアをカバーしているだけでなく、通信速度も下り30Mbpsを超えることが珍しくないなど、非常に快適な通信環境が得られます。プリペイドSIMの価格そのものは少々割高に感じますが、その分通信環境はかなり優れており、シンガポール滞在中に通信環境でストレスを感じることはありませんでした。
記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler
ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。
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本コラムは毎月第1・第3火曜日更新予定!
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