GALAXY Note 3 SCL22とGALAXY Gear
そんなGALAXY Noteだが、多くの機種が5インチ程度のディスプレイを搭載するようになり、大画面という部分では、もはやアドバンテージではなくなった。そんなGALAXY Noteの新モデルである「GALAXY Note 3」(SCL22)がどんな進化を遂げたのか? auの新商品発表会で触れる機会があったので、レポートをお届けしたい。
また、GALAXY Note 3に加え、アクセサリとしてスマートウォッチの「GALAXY Gear」も発売される。
GALAXY Note 3に加えてアクセサリとしてスマートウォッチのGALAXY Gearも発売される。
■薄く軽くなったボディ
搭載するディスプレイは「GALAXY Note 2」の5.5インチからさらに拡大した5.7インチだが、手に取ってみるとボディはむしろ薄く持ちやすくなったと感じる。幅の違いはあまり感じないが、厚みがかなり薄くなったと感じたが、その数値的な違いは1.5mm程度のようだ。
薄くなったボディ。サイドはメタルで剛性感がある。
プレス画像。カラーはクラシックホワイトとジェットブラックの2色が用意される。 |
GALAXY Note 3の方が背面の形状がすっきりフラットな印象があり、それによって数値以上に薄く感じるのかもしれない。ちなみにこのときに比較したGALAXY Note 2はたまたま発表会に来ていたGALAXY Note 2ユーザーのshimajiro氏のものだ(※shimajiro氏はコラム「島田純のMobile×Travel」を連載中)。
GALAXY Note 3を熱心にチェックするshimajiro氏。かなりハイテンションだった。 |
ちなみに重さはGALAXY Note 3の約171gに対して、GALAXY Note 2は約189gなので軽量化されていることになる。6インチ程度のスマートフォンは他にあまりないので比較しにくいが、約6.4インチの「Xperia Z Ultra」の約212gよりもかなり軽い。
というか、GALAXY Note 2と比較すると、Xperia Ultra Zがとても軽く感じるので、ここでGALAXY Note 3が軽量化しなかったら、
「Ultra Z軽い!」
ということで、GALAXY Note 3の評価が厳しくなってしまったことだろう。
なんにしても、この分野では各メーカーが鎬を削って日進月歩で進化しているのがよくわかる。
■大きく進化したペン操作
しかし、今回の大きな進化はそのボディではなくデジタルペンの機能にある。今回のペン入力が凄いのは単純な手書き入力だけではなく、OCR入力ができるようになったところにある。
「アクションメモ」機能によって手書きメモをすると、それがOCR処理され、文字データ化され、メールアドレスの送り先として入力できたり、電話番号をメモして、そのまま電話アプリを起動してその番号に電話できたりするのだ。
この手書きとデジタル処理の融合が今回のGALAXY Note 3の最大のトピックと言え、デジタルペンのメリットを最大限に活かしていると感じた。
本体に収納することのできるペン「Sペン」 |
手描き文字を入力すると、OCR処理されて文字データとして入力できる。下写真も参照。 |
上写真の手書きメモがデジタル入力される。 |
■独自の進化が評価できる
手書きメモも確かに悪くないが、やはりビジネスシーンではOCRによるデジタル入力が威力を発揮しそうだ。独自の進化をするGALAXY Noteは個性が強くてオモシロイ。GALAXY Note 3では大きな進化を感じたので、GALAXY Note 2を使っている人にもチェンジするバリューがあるだろう。少なくともshimajiro氏は非常に興味深そうにGALAXY Note 3をいじっていた。
今回は時間がなくてあまり触れなかったが、スマートウォッチのGALAXY Gearと組み合わせて使うと互いに補完できて面白いのではないかという可能性も感じる。ただし、GALAXY Gearの北米での299ドルという価格は高すぎてちょっと買うのは躊躇するのが残念。おそらく日本では3万円ぐらいで販売されるのだろう。個人的にはあの程度の機能のスマートウォッチを試しに買うなら2万円ぐらいしか出す気にならないのだが。
なお、GALAXY Note 3の発売日は10月下旬の予定。
GALAXY Gearにはカメラも搭載されている。
NTTドコモ版のGALAXY Note 3については下記リンク先の記事を参照してほしい。
・【ドコモ2013-14冬春モデル】目玉は進化したSペンと次世代のAV機能!「GALAXY Note 3」(SC-01F)
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
au/GALAXY Note 3製品紹介ページ