最大の魅力は背面に搭載されたメインカメラだ。コンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型、有効画素数約2070万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileを搭載する。画像処理エンジンは「BIONZ for mobile」で、レンズはF値2.0、広角27mmのGレンズだ。明るく広角で撮れるので、暗い場所や室内などでもキレイに写せる上、複数人での記念撮影などもしやすい。
そして、解像感を保ったまま3倍までズームできる全画素超解像ズーム機能も魅力だ。
また、最近の各社のハイエンド端末では凝ったカメラ機能が搭載されているが、Xperia Z1でもいくつかの機能(アプリ)が開発されている。
例えば、「Timeshift burst」(タイムシフト連写)というアプリでは、シャッターを切った時に、前後含めて計61枚の写真を一気に連続撮影できる。シャッターを切る前の写真を30枚、後の写真を30枚撮り、計61枚となるので、シャッターを切った瞬間の写真の写りが悪かったとしても、その前後からベストショットを残すことが可能となる。記念撮影などの際に重宝しそうだ。自分の写りは良かったけど、他の人の写りは悪かったなど、記念撮影では中々ベストショットを残しにくいが、ワンタッチで61枚の連写ができるので、不満が減るはずだ。
タイムシフト連写の利用イメージ。扇状に連写画像が並んでいることがわかる。 |
また、「Info-eye」(インフォアイ)というアプリでは、ランドマークや商品(ワイン、書籍)などのラベルなどの文字列情報から、関連情報を検索することができる。ランドマークならその建物の歴史や周辺情報など、ワインなら生産地などの情報を素早く調べられる。
Info-eyeの利用イメージ。 |
他にも「Social live」(ソーシャルライブ)や「AR effect」(エーアールエフェクト)といったアプリもプリインストールされる。「Social live」は、撮影中の動画をFacebook上でリアルタイムで共有できる機能だ。「AR effect」は、恐竜の画像を写真に重ね合わせるなど、多彩なエフェクトを掛けた撮影ができるアプリだ。
Social liveの利用イメージ |
AR effectの利用イメージ |
そして、ディスプレイには「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用する。
トリルミナスディスプレイはソニーのPC「VAIO」などにも採用されているディスプレイで、高輝度、広色域など、とても鮮やかな表示性能を誇る。
さらに、ソニー製テレビ「BRAVIA」などにも採用される、超解像エンジン「X-Reality」のモバイル向けカスタマイズ版である「X-Reality for mobile」も搭載し、繊細で質感までシッカリと表現できる解像感ある表示が可能と期待される。これは、画像を分析し、失われている画素を復元することで動画をリアリティ豊かに再現してくれる技術だ。
なお、ディスプレイのサイズは約5インチで、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。
その他の基本的な仕様は、OSがAndroid 4.2、プロセッサはQualcomm Snapdragon 800(MSM8974) 2.2GHzクアッドコア、内蔵はメモリは2GB RAM、16GB ROM、バッテリー容量は3,000mAh、ボディサイズは約144×74×8.5mmとなっている。カラーラインナップはブラックとホワイト、パープルの3色で、一見した印象は「Xperia Z」に近い。
Xperia Zと同様にオムニバランス(全方位型)デザインを採用し、どの角度から見ても美しくシンプルで、また角は丸みを帯びているため、手にフィットするよう配慮されている。フレームにはアルミ板から削り出した継ぎ目のないメタルフレームを採用し、これはアンテナの役割も担っている。
防水性能はIPX5/8相当で、防塵性能はIP5X相当。3.5mmオーディオ端子はキャップレスで防水に対応している。
Xperia Z1は今秋以降、日本を含めた各市場で販売される予定で、早く実機を触ってみたい方向けに国内でタッチ&トライイベントが開催されることも決定している。9月14日から銀座ソニービルにおいてイベントが開催される予定だ。詳しくは下記リンク先を参照してほしい。
http://www.sonymobile.co.jp/company/press/20130904_xperia_z1_jp.html
UPDATE
Xperia Z1の実機レポートを公開しました。
【実機レポート】ONE SONYのパワーで進化した「Xperia Z1」
【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース