HWD14を手にもつUQコミュニケーションズ代表取締役社長 野坂章雄氏 |
WiMAX 2+は、現行の「WiMAX」との親和性、そしてTD-LTE方式との互換性を確立した通信方式で、まずは下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの通信速度から提供開始となる。
通信可能エリアは、環状7号線(東京都道318号線)の内側からとなり、今年度末(2014年3月末)には東名阪の一部エリア、2014年度末には全国へ拡大される予定。今年度末までの拡大エリアは具体的には、関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の一部、中部(愛知県)の一部、関西(大阪府、京都府、兵庫県)の一部となる。
目下急ピッチでエリア整備が進められている。
基地局数でいえば、2014年3月末までには7,000局となる予定。
通信速度はまずは下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsでサービスが提供される。2014年に下り最大220Mbpsにグレードアップされる予定。そして、2017年には1Gbps超にまで高速化される見込みだ。
料金プランは、新たに2年契約の「UQ Flat ツープラス」が用意され、月額3,880円で利用できる(※後述参照。割引適用時)。これは既存のWiMAXと、WiMAX 2+の両方を利用できるプランで、対応機種においてオプションを利用すればau 4G LTEも利用できる。
「UQ Flat ツープラス」の基本使用料は4,405円/月だが、「UQ Flat ツープラスおトク割」を適用することで、月々525円の割引を適用できる。この割引は最大25ヶ月間適用されるもので、WiMAX 2+に対応したルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」を新規契約時に「UQ Flat ツープラス」に加入することで適用される。結果、月額料金は3,880円となる。
なお、HWD14はau 4G LTEにも対応しているので、「LTEオプション」を契約(設定でモードを変更すれば)すれば、4G LTEも利用可能だ。このLTEオプションは月額1,055円だ。
このHWD14は3つのモードを切り替えて使えるようになっている。それは、「ノーリミットモード」と「ハイスピードモード」「ハイスピードプラスエリアモード」だ。ノーリミットモードはWiMAXだけを無制限に使えるモード、ハイスピードモードはWiMAXとWiMAX 2+を利用できるモードで、契約から2年間は通信量制限無しで使える。その後は月々7GBの制限がかかり、超えた場合には月末まで最大128kbpsに速度が制限される。
そして、ハイスピードプラスエリアモードはWiMAX 2+とau 4G LTEを使えるモードで、このモードをオンにすると、「LTEオプション」が月額1,055円発生する。
モード切替はHWD14本体で行うことができるので、急遽au 4G LTEが使いたい、というときにすぐに設定変更可能だ。
なお、ハイスピードプラスエリアモードではWiMAX 2+とau 4G LTEを利用できるが、auの3G回線は使えない。また、WiMAX 2+とau 4G LTEを両方利用できるエリアの場合、WiMAX 2+が優先して接続される。
また、ハイスピードプラスエリアモードでは、月々のデータ通信量は7GBまでとなる。7GBを超えた場合は速度が最大128kbpsに制限される。
端末には、前述の通り、まずはファーウェイ製の「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」が提供される。
Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14 |
UPDATE
取材レポート記事を公開しました。詳細はそちらを参照ください。
「UQ WiMAX 2+発表会取材レポート。サービス、エリア、料金プラン、端末HWD14の詳細について」
【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース