Nexus 7についてはこちらの記事を参照してほしい。Android 4.3についてはこちらの記事を、そして本記事ではChromecastについて紹介したい。
Chromecast |
まず、Chromecastの価格は35ドルで、同日発売となっている。米国の家電量販店でも7月28日にリリースされる予定。とても安価な端末であり、またスマートフォンやタブレット、PCとテレビを連携できる機器のため、魅力的だ。
このChromecastはテレビやPC用のモニターディスプレイなどのHDMI入力端子に接続して使う。電源はUSB経由だ。最近各社からリリースされている、テレビ用のスティック型端末と似たイメージだが、機能は異なる。
Chromecastは、Android、iOS、PCなど各プラットフォームの端末からYouTubeやNetflix、Google Play Moviesなどの動画を「Cast」できる機器となる。例えば、Android端末でYouTubeの動画を視聴中にCastすると、Chromecastを接続したテレビでその動画を見ることができる。さらに、ChromecastへのCastは、AndroidやiOS端末からのストリーミングではなく、YouTubeなどの各種サービスから直接ストリーミングする仕組みだ。そのため、どちらかと言えば、Androidなどの端末からリモート操作させるイメージだ。
PC向けのChromeからのCastもできるので、モバイルデバイスやPCとテレビとの連携がとてもスムースにできるようになる。
スマートフォンからストリーミングするわけではないので、動画をCast中でもスマートフォンでは普通に様々な操作ができる。ブラウザを開いてもいいし、メールを読み書きしてもいい。テレビでの動画視聴と独立して使えるのは便利だろう。
前述したYouTubeなどのほか、Pandoraも対応予定で、今後はより多くのサービスでCastできる可能性を秘めている。というのも、Googleは開発者向けに「Google Cast SDK」をリリースするので、様々なサービスで利用できる可能性がある。SDKのプレビュー版は同日リリース済み。
例えば、YouTubeやGoogle Play Moviesを利用する頻度の高い方などにとっては、大画面で手軽かつ安価に見れるようになるので、非常にいいアイテムといえそうだ。
【情報元、参考リンク】
Android Official Blog/From TVs to tablets: Everything you love, across all your screens