Androidニュース&アプリ情報メディア

ドコモ、ポイントプログラムを改定へ。ステージ条件を厳しく、オプションやDCMX利用者に多くのポイントを付与へ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は26日、ドコモのユーザー向けの会員サービス「ドコモプレミアクラブ」と「ドコモビジネスクラブ」のサービス内容を今冬以降に順次改定すると発表した。同社はスマートフォン・ユーザーの拡大やユーザーの携帯電話の利用状況の変化を見て、また、長期ユーザーへのさらなる優遇特典拡充の要望などに応えて見直しを実施するという。

新ポイントプログラムの概要(※クリックして拡大)

まず、「ドコモプレミアクラブ」のポイントプログラムに新たなステージが2つ新設される。DCMX GOLDカードを契約している方が対象の「ゴールドステージ」と、ドコモの継続利用期間が15年超のユーザーが対象の「グランプレミアステージ」だ。もちろん、この2つのステージは「プレミアステージ」よりも多くのポイントが付与される。

「プレミアステージ」はドコモの継続利用期間が10年超の方を対象としたステージで、利用金額1,000円につき40ポイント。しかし、「グランプレミアステージ」は50ポイント、「ゴールドステージ」は100ポイントとなる。

ただし、今回の改定で厄介な点は、ステージ決定条件も変更となり、改定前よりも厳しくなることだ。

「ゴールドステージ」に関してはDCMX GOLD契約であればいいだけだが、それ以外のステージに関してはドコモの継続利用期間に加えて、加入サービス状況が条件になってくる。スマートフォン・タブレットの場合は「あんしんパック」または「おすすめパック」の加入と「Myインフォメール」の受信登録が必要だ。その他のケータイの場合は「ケータイ補償お届けサービス」または「iコンシェル」の加入と「Myインフォメール」の受信登録が必要になる。

それらサービスを契約していない方は「ベーシックステージ」となり、利用金額1,000円につき5ポイントとなる。

加入サービスの月額料金を確認すると、「あんしんパック」は月額630円、「おすすめパック」は月額525円だ。「グランプレミアステージ」の場合、1,000円の利用につき50ポイントなので、月の利用料金が10,000円であっても付与されるポイントは500ポイントとなる。そのため、「あんしんパック」「おすすめパック」の利用料金とほぼ相殺されるか、月額料金次第ではマイナスとなる。

一方、ベーシックステージの場合、10,000円使っても50ポイントしかつかないので、雀の涙だ。改定前の場合は利用期間が5年以下で、それらサービスに加入していなくても100円につき1ポイント付くので、10,000円利用した場合には100ポイントだ。

改定前のポイントプログラムの概要(※クリックして拡大)

このポイントプログラムの改定が改善なのかどうかは明らかに微妙だ。

改定前のステージ決定条件は継続利用が10年超の場合に「プレミアステージ」、8年以上の場合に「3rdステージ」、5年以上の場合に「2ndステージ」、5年未満で「1stステージ」。そして、ポイントは利用金額100円につき「プレミアステージ」から順に4ポイント、3ポイント、2ポイント、1ポイントとなっている。すなわち、1,000円換算すると同じポイントだが、ステージ決定条件が厳しくなった分、改悪だろう。

一方、もともと「あんしんパック」や「おすすめパック」を契約している方で15年超の長期ユーザーであれば、以前のステージ体系よりも多くのポイントを得られる。すなわち、それらサービスをもともと利用している方と15年超の利用者、そしてDCMXの利用者にとっては改善だ。

DCMXに関しては、DCMX契約をすることでポイントが1.5倍になる(「ゴールドステージ」を除く)。そのため、「グランプレミアステージ」の場合、1,000円の利用につき75ポイントが付与されることになる。


なお、今回の発表では、このポイントプログラムの改定に加え、会員優遇キャンペーンなどについても明らかにされている。

1stステージ以上の会員に今までのクーポンに加え、プレミアクラブ会員限定のレジャーやエンターテイメント系の特別優待価格のクーポンを提供したり、グランプレミアステージ、ゴールドステージの会員向けに毎月抽選でプレミアム感の高い国内テーマパークの優先観覧チケットなどの無料クーポンが提供される。


また、安心サポートの見直しも行われる。

携帯電話端末のトラブルを総合的に補償することを目的として、安心サポートが見直され、新たに「ケータイ補償サービス」という新サービスが提供される。これは「無料故障修理サービス」と「修理代金安心サポート」を「ケータイ補償お届けサービス」に統合し、名称を「ケータイ補償サービス」として提供するサービスとなる。このサービスの対象機種は今冬以降のモデル。また、月額料金は399円だ。




なお、ポイントプログラムは「ドコモビジネスクラブ」に関しても改定される。下表を参照してほしい。

ドコモビジネスクラブのポイントプログラムの改定内容

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件