Androidニュース&アプリ情報メディア

【実機レポート】ガラケーからの乗り換え向き?「URBANO(アルバーノ) L01」(au 2013夏)

KDDIが開催した2013年au夏の新商品発表会において、京セラ製Androidスマートフォン「URBANO(アルバーノ) L01」のデモ機を触る機会があったので、そのファーストインプレッションを紹介したい。

URBANO L01

■物理ボタンが使いやすい

URBANOを持った感じは昔のスマートフォン、初代「Xperia」(NTTドコモ向け)などを思い出す。それは単純に3つの物理ボタンを搭載しているためだ。スピーディに操作したい場合、やはり物理ボタンはありがたいし、操作ミスも少ない。

バッテリー容量が2,700mAhと大きいが、ボディ自体は持ちやすいサイズを保っている。これは横幅が約65mmとスマートなのも効いているのかもしれない。そのかわり、ディスプレイサイズは約4.7インチとあまり大きくはない。なお、ディスプレイの表示クオリティはごく普通という感じだ。

ワイヤレス充電の「Qi」に対応しているのもハードの特徴の一つだが、実はオプションとなっており、「Qi」を使うには「Qi」対応バッテリーと充電器を購入する必要があるのが残念。「Qi」のような機能はぜひ標準的に搭載してほしい。

ちなみに急速充電にも対応しており、約30分で50%、約140分で100%の充電ができる。 充電することを忘れていても、30分である程度充電して外出することができる。

3つの物理ボタンを搭載する。

ボディ背面。

ボディカラーは青、白、緑、黒の4色があるが、緑が渋い。


■「スマートソニックレシーバー」に注目

この機種の最大の特徴は「スマートソニックレシーバー」だ。これは従来のように受話スピーカーから音を出すのではなく、ディスプレイを振動させて音を出すという機能。AV機器のNXTスピーカーと同じような技術だ。

そのため普通のスマートフォンと異なり、適当な位置に耳を当てても通話中の相手の声が聞こえるのが便利だ。実際に試してみたがグッドだ。また、ディスプレイ全体で音を出すおかげで、ディスプレイを耳に押し付けるようにすると、周囲が騒がしくても音を聴きやすくなる。


■使いやすさにも配慮

前述の物理ボタン搭載もそうだが、この機種は使いやすさに配慮されており、独自のホームメニューを搭載している。それが「エントリーフォーム」という独自のシンプルなホーム画面。大きなアイコンが少ない数で表示され、設定などでは説明文も表示されるため、ビギナーにも混乱が少なく、使いやすそうだ。

シンプルなホーム画面「エントリーホーム」について。


■ガラケーからの乗り換え向き?

URBANOは大容量バッテリー搭載で、あまり時間を気にせずに使えたり、ビギナー向けシンプルメニューを搭載したり、騒音のなかでも音が聴きやすいなど、全体に使いやすさに配慮されたスマートフォンだ。高機能なスマートフォンを求める人には物足りないかもしれないが、ガラケーから乗り換える人などに向いていて、使いやすいかもしれない。

URBANOの紹介パネル。

なお、下に掲載した公式の紹介動画で特徴が紹介されている。



(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
KDDI/URBANO L01製品紹介ページ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件