※編集部からのお詫び:本記事は本来2月上旬に公開予定でした。遅れて申し訳ございません。
左:いつもの赤いスーツケースでラスベガスへ。右:テレコムスクウェアの羽田空港のカウンター。
≪ドッペルゲンガーあらわる?≫
今回は順調に平和に飛行機に乗ることができた。ちなみに航空会社はデルタ。席は左側端の列の通路側だ。やっぱり席は通路側に限る。飛行機の窓から風景なんか見ないしね。窓側にはアメリカ人ぽいやつが座った。「10時間ちょっとなんてたいしたことないフライトだよな」とか、聞いてもいないのに話しかけてくる変なやつだ。
国際便に乗ったときの楽しみの1つは映画だが、あまり面白いタイトルがないので、前にも見た「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」や「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」を見たりしていた。昨年のハリウッド映画は不作だったと実感する。まあ、日本の映画もあまり面白くはなかったが。
そんなことをしているうちに隣の変なアメリカ人(仮)が「iPhone 5」を使っているのに気がついた。「オレも『iPhone 4S』使ってるぜ」と自分のiPhoneを見せて、しばらくiPhoneとかAppleの話をしていたら、今度はiPodも出してきた。だいぶApple好きなご様子だ。
このとき、ようやく僕は彼の顔をよく見たのだが、ちょっと驚いた。なぜなら、知人のApple好きのライターであるI氏を金髪にしたようなルックスだったからだ。おまけに黒いハンチングをかぶっているのもI氏そっくりである。ファッションセンスも似ているI氏似のアメリカ人が存在するのだろうか?
しかし、I氏が金髪に染めて、気が付かないだろうと、わざわざ僕の隣に席を取ってどっきりカメラをしかけるとは考えにくい……。
だんだんその男を不気味に感じてきた僕だが、ふと気がついた。
「これはドッペルゲンガーだな」
そう、例の自分と似た人が世界に二人はいるとかいうアレだ。この男のことを、後で本人に(Twitterで)言ったら、「会ってみたかった」と言っていたが、ドッペルゲンガーに会ったら死んでしまうらしいのでそれはやめたほうがいい。なんにしても、I氏がApple好きなのも、おそらく西海岸にドッペルゲンガーがいるためだろう。
≪人が多いラスベガスだが≫
そんなこんなで無事ラスベガスに着いて、予約していたホテルQuadにチェックイン。昨年よりも2日程度早くスケジュールを組んでいたので、翌日はストリップ通りを散歩して過ごした。目につくのは昨年よりホームレスが多いことだ。逆に人出は多い気がするのが不思議なところだが、ホームレスが白人ばかりなのを見ると、もしや、これも初の黒人大統領であるオバマの影響なのか? という気もしてくる。
Quadの正門前。インペリアルパレスという名前からQuadという名前に変わり、リニューアルされた。 |
左:Quadのエレベーター。右:Quadの建物内。
下に掲載した写真は、日本でもお馴染みの名前のホテルやカフェなどが並ぶストリップ通り。
ハードロックカフェ。 |
ハーレーカフェ。 |
プラネット・ハリウッド。 |
≪様子の変わったBEST BUY近辺≫
その翌日は午後に家電量販店のBEST BUYに行ってみた。気のせいか、昨年よりテレビやモバイルWi-Fiルータに力が入っている気がする。昨年はいなかったClear Wireの説明員とかがいて、同社のWiMAXルータ製品のあたりにいると聞きもしないのにとりあえず近寄ってきて説明したがる。テレビあたりにも店員が多い。人出の多さといいアメリカは好景気なのでは? という気がしてくる。国が財政破綻しそうだという話はどうなったんだろう?
そのBEST BUYの並びにあった書店のBarns & Nobleが家電量販店風の店に変わっていた。やはり電子書籍の影響だろうか? そして、そのさらに先のスーパー的な店では米を山積みして売っていた。客は中国人が多いようだ。
帰りのタクシーをBEST BUYの前で拾おうとし待っていて、やって来たタクシーに近づくと、なぜかそのタクシーから西田宗千佳氏が降りてきて、挨拶しているうちに他の客にそのタクシーに乗られてしまった。このBEST BUYは本当に日本の業界関係者がよく来るね。
家電量販店BEST BUY。 |
なぜか米を山積みして売っているスーパー。 |
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
CES