STREAM 201HWのパッケージ |
≪パッケージ、付属品≫
パッケージは最近では珍しい、かなり簡素なものとなっている(上図参照)。iPhone、HTC J butterfly、Optimusシリーズなど、最近では多くの端末でパッケージにもデザイン上のこだわりが見られるが、STREAM 201HWのそれは昔ながらの家電製品といった感で、実にシンプル。
マニュアル、保証書など |
STREAM 201HW本体 |
中身はSTREAM 201HWの本体とバッテリー、ACアダプタ、USBケーブル、イヤフォン、マニュアル類、保証書となっている。
バッテリー容量は1,930mAhで、本体サイズが中型であることを考えれば十分な量といえる。ACアダプタは出力がDC 5.0V 1.0Aのもので、コンセントプラグは折りたためずそのまま剥き出しのタイプ。側面にUSB出力端子が設けられており、ここに付属もしくは市販のUSBケーブルを挿し、ケーブルの反対側をSTREAM 201HWに挿して充電する。付属のUSBケーブルはA to microBのケーブルだ。
バッテリーは背面カバーを外すと現れる。microSDカードスロットとSIMカードスロットも。
バッテリー容量は1,930mAh。
USBケーブル |
ACアダプタ
イヤフォンは3.5mmオーディオ端子に繋げる一般的なインナーイヤー型で、カナル型ではない。そのため、サイズ別のイヤーパッドなどは同梱されない。STREAM 201HWはパッケージ、付属品にはあまり凝った印象がなく、イヤフォンも特筆すべき点はないが、普通に使える。
イヤフォン |
≪本体デザイン・カラー≫
左がフレイムブラック、右がライトニングブラック |
本体の外観デザインも非常にシンプルでオーソドックス。あまり人を選ばない、良くも悪くも無難なデザインだ。とはいえ、背面カバーのデザインと側面のラバー質材の採用は凝っている。STREAM 201HWには「フレイムブラック」と「ライトニングブラック」の2色のカラーラインナップがある。
今回レビューしているのはライトニングブラックで、背面カバーになだらかな弧を描いた縞模様が設けられている。この縞模様がもしかしたら「ライトニング」、雷をイメージしているのかもしれないが、その点についてはファーウェイの担当者に会った際にも聞きそびれてしまったので、いまだにわからない。この縞模様はさりげない色合いなので、無地を望む方であっても特に嫌われることはないと思う。
ライトニングブラックの背面カバー
また、ライトニングブラックの場合、背面カバーの表面はツルツルとした一般的なプラスチックカバーと同じ状態だが、フレイムブラックの場合は、マットなラバー質となっている。カラーリングによって背面カバーの質感も異なるので、好みに応じて選びたい。持ちやすさはフレイムブラックの方が良い。
フレイムブラックの背面
STREAM 201HWは側面がディスプレイ面と背面側でセパレートされるデザインになっている。背面側は背面カバーが側面の中ほどまでをカバーする形となり、ディスプレイ面側はラバー質の材料で構成されている。この側面材の質感がよく、手にフィットし、滑り止めの役目も果たすので、STREAM 201HWは市販の保護ケースを付ける必要はないかもしれない。側面はちょうどバンパーのような役割をし、ある程度の衝撃から守ってくれるようにみえ、またディスプレイ面からやや張り出しているので、ディスプレイ面を下にして端末をテーブルに置いたときにも画面がテーブルに直接触れないようになっている。
側面はディスプレイ面からやや張り出している。 |
≪ボタン、端子類≫
STREAM 201HWに用意された端子は3.5mmオーディオ端子とmicroUSB端子の2つ。オーディオ端子は端末上部、microUSB端子は端末の右側面に配置されている。ボタンは電源ボタンとボリュームボタンのみで、それらは端末の左側面にまとめて配置されている。電源ボタン、ボリュームボタンは押しやすく、ちょうどいい出っ張り具合だ。
Android端末の操作キーとなる「ホーム」「戻る」「メニュー」はタッチタイプで、ディスプレイエリアとは別に端末表面の下部に設けられている。ディスプレイの表示エリアとは別に設けられているため、ディスプレイの表示領域がその分減ってしまうようなことはない。
≪ディスプレイ≫
STREAM 201HWのディスプレイは約4.3インチサイズのスーパー有機EL(Super AMOLED)で解像度は960×540ドット。最近のハイエンド向け端末ではHTC J butterflyのフルHD(1,920×1,080ドット)や、その他の端末でもHD解像度のものが増えてきたので、やや見劣りするスペックかもしれない。実際、HTC J butterflyやHD解像度の端末と比べると精細さでは劣るが、日常使う上で気になるかといえばそんなことはなく、おそらく特に気にせず快適に使えるはずだ。解像度が低い分、プロセッサも無理せず動き、体感パフォーマンスはハイエンド向け端末と比べても悪くない。デュアルコアCPUとのバランスでみれば、この辺りのスペックは実用上手頃なクラスといえる。
有機ELを大きな魅力とするGALAXYシリーズの派手さと比べるとディスプレイの発色は落ち着いた印象。ただ、色合いはやや青みがかっており、クールな表示との印象を受ける。この辺りは好みの問題なので、購入の際は自分の目で確かめてほしい。
次回は機能面などについてみていく予定だ。
【情報元、参考リンク】
・STREAM 201HW製品紹介ページ
・STREAM 201HW タッチ&トライ・イベント・レポート 前編~プレゼン紹介~
・STREAM 201HW タッチ&トライ・イベント・レポート 後編~端末のファーストインプレッション~
・【新機種レポート】 下り最大76Mbpsをいち早く体験できるSoftBank 4G対応スマートフォン「STREAM 201HW」