HTC J butterfly(HTL21) |
第1回目ではHTCのCEO、ピーター・チョウ氏とKDDIの代表取締役社長 田中考司氏のトークセッションを紹介し、続く第2回目では、HTCのCPO 小寺康司氏による製品紹介プレゼン、乃木坂46をまじえたトークセッションなどを紹介した。
第1回目の記事はこちら/第2回目の記事はこちら
第3回目では、当日展示されたデモ機のインプレッションをカンタンにお届けしたい。なお、今回はHTC J butterflyの実機を触る2回目の機会となるため、筆者にとってはセカンド・インプレッションになる。ファースト・インプレッションはこちらの記事を参照してほしい。
≪外観、ディスプレイ≫
タッチ&トライで端末に触ってみるのは、KDDIのau新モデル発表会以来だが、ディスプレイサイズの割に持ちやすく手に馴染み、ディスプレイ表示も美しいことを再確認した。
HTC Jとの比較。写真左がHTC J。今回のbutterflyでは一回り大きくなっているが、
手に取るとそれほどの大きさは感じない。
厚さはずいぶん薄くなっている。 |
解像度が高く、ディスプレイの表現力が高い。また、視野角が広く、斜めにしても美しく映像が見える。
ホワイトモデルだが、実際にはやや銀がかったパール系のカラーとなっている。
側面から背面にかけて曲面になっているため、なおさら薄く感じ、手にフィットする。
3.5mmオーディオ端子以外の端子にはキャップがある。オーディオ端子はキャップ無しで防水対応。
beats audio、4G LTE、おサイフケータイのマークなどが描かれている。
≪フロントカメラ≫
HTC J butterflyの特長の一つであるフロントカメラは、88度の広角レンズを採用し、有効画素数は約210万画素。フロントカメラとしてはかなり性能が高い。特に88度の広角レンズの採用により、広い範囲を写真に収めることができるようになっている。
実際にフロントカメラで4人で集合写真を撮影してみたが、画角は十分で4人撮りの撮影もわりと余裕な感じだ。しかし、撮影した映像を見ると、実際の立ち位置はあまり離れていないのに、中央の二人がやや引いている印象を受けるので、多人数で同じ距離感で撮影したいときは、距離を合わせるといいだろう。
4人で撮影した画像。左から長田MAX(GAPSIS編集長)、SHIMAJIRO氏、HTCのお姉さん、一条になる。 (※この画像は記事化にあたり、圧縮しています) |
4人で撮影しているところ。実際には中央の2人の立ち位置はそれほど離れていないことが分かると思う。 |
≪メインカメラによる連写機能≫
背面に搭載されたメインカメラの有効画素数は約800万画素。このカメラには毎秒4枚、最大99枚まで一気に撮影できる連写機能が搭載されているので試してみた。実際に撮影すると、1枚1枚の映像もクリアでいい感じに撮れている。
カメラアプリ。 |
連写した画像を表示しているところ。下にプレビューが連続して表示されている。 |
下に掲載した画像が実際に連写した写真の一部だ。毎秒4コマの連写ができるので、こんな遊び写真も撮れる。
一条の右パンチが長田MAXに炸裂! |
続いて左から長田MAXのカメラで攻撃するも、butterflyにひとめ惚れ中の長田MAXはにやけ顔。 |
下に連写機能の模様を収めた動画を掲載した。シャッターボタンを押し続けている間撮影されるようになっており、途中でやめてもいい。約25秒程度押し続けると99枚撮影できる。
≪総論≫
今回のイベントでは、KDDIの田中氏やHTCの皆さんの話を聞いて、「HTC J」シリーズが単なるスペックではなく、ユーザーが快適に使えることを目標にプロデュースされたことを知ることができた。また、田中氏は日本的にいいハートを持っている人物だと僕は感じた。
現在の日本の多くの端末とは異なり、HTC J butterflyが感覚に訴えるものを持っている理由がやっと理解できた。発売度、HTC J butterflyが人気スマートフォンの1つとなることは間違いないことだろう。
なお、HTC J butterflyについてはITmediaが開催したイベントのレポートもあるのでそちらもチェックしてみてほしい。また、長田MAXが実際にひとめ惚れ(本当はふた目惚れ。2回目のデモ機との出会いで惚れた模様)したため、発売日に購入するようなので、製品レビューも公開されるかもしれない。購入検討者の方はそれらの記事も参考にしてみてほしい。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
・HTC J butterfly製品紹介ページ
・GAPSIS/【新機種レポート】 蝶のような美進化を遂げた日本仕様端末「HTC J butterfly HTL21」
・GAPSIS/【取材レポート】 開発裏話が語られた、ITmedia主催「HTC J butterfly」タッチ・アンド・トライイベント