Optimus G L-01Eとパッケージ |
《外観》
デザインはいたってオーソドックスなもので、特筆すべき点はない。逆に癖のないオーソドックスで万人向けデザインと言えるので、このデザインが特に嫌いだ、という人も少ないのではないかと思う。ただ、第1回の記事でも述べたように角のラウンドが少ないので、持ち方によっては手のひらに角が食い込みがちなので、その点のみ注意したい。背面カバーの表面は光沢感のあるもので、写真から感じ取れる印象通りだと思う。
基本的には無難なデザインで、悪くないはずだ。カラーはレッドとブラックの2色展開となっている。
右側面にはストラップホールが設けられている。
《ディスプレイとフロントキー》
解像度1280×720ドット、サイズ約4.7インチのIPS液晶は美しい。視野角も広く、180度近い位置から見ても、画面の色に大きな変化は見られない。ただ、45度、135度など、四隅方向から見たときに若干見た目の色彩が変わる。とはいえ、十分視野角が広く、美しい液晶といっていいだろう。
Optimus Vuとのサイズ・ディスプレイ比較。 |
また、1280×720ドットと、ノートPC並みの解像度を持つため、PC向けレイアウトのウェブサイトなども非常に見やすい。
ディスプレイの視野角を確認するため、いくつかの角度から撮影。
Optimus GのIPS液晶の視野角は180度近くまであることが確認できる。
Optimus GのIPS液晶の視野角は180度近くまであることが確認できる。
さらに、Optimus Gのディスプレイは同じ4.7インチサイズでも「GALAXY Nexus」(実際には約4.65インチ)などのそれと全く違う。GALAXY Nexusの場合は画面中に「ホーム」「戻る」などのキーも表示されるので、コンテンツを表示できる実質的なサイズはキーエリアを除く部分になってしまう。
一方、Optimus Gの場合は、キー表示エリアが4.7インチ・ディスプレイとは別に設けられているので、画面領域を最大限利用することができる。Android 4.0以降のスマートフォンではキー表示エリアの扱いが端末によって異なるので、ディスプレイサイズを数値そのままでは比較できなくなっているので気をつけてほしい。
両写真とも左がGALAXY Nexus、右がOptimus G。
フロントキーのエリアを別に持つため、同じクラスのサイズの画面とはいえ
Optimus Gの方がコンテンツ表示領域が広い。
フロントキーのエリアを別に持つため、同じクラスのサイズの画面とはいえ
Optimus Gの方がコンテンツ表示領域が広い。
また、キーはタッチタイプで、バックライトはユーザーの好みで設定変更可能だ。常時点灯しておくこともできるし、時間設定で非表示にすることもできる。
フロントキーのバックライトは設定変更できる。
《ボタン、端子等》
電源とボリュームは物理ボタンになっている。凸部の高さがやや低めで、やや押しにくい。ただし、慣れれば問題ないのかもしれない。筆者の場合は1週間程度触った段階で本記事を書いているため、まだ最終的な判断はしにくい。
電源ボタンとボリュームボタンは物理ボタン。ボタンの高さはやや低め。
また、ボリュームボタンはカメラアプリ利用時にシャッターとして使うこともできる。
端子は上部に3.5mmヘッドフォン端子、下部にmicroUSB端子が設けられ、どちらもキャップレス防水仕様だ。カバーはないが、この状態で防水性能を実現している。
3.5mmヘッドフォン端子とmicroUSB端子にはカバーはない。
キャップレス防水なので、この状態でも防水性能を持つ。
キャップレス防水なので、この状態でも防水性能を持つ。
本体右側面には上部にワンセグのアンテナが収納され、下部やや上にはストラップホールが設けられている。ストラップホールは単純に便利なのでありがたい。ワンセグアンテナはかなり弱い力で引き出せるが、その一方で、意図せず引き出されてしまいがちなので、この点はやや気になった。
ワンセグ アンテナはかなり長く伸ばせる。赤外線センサーはメインカメラの上に設置されている。
カバーを開けた状態でもわかるが、ワンセグ アンテナの下方、 バッテリーから見て左側にストラップホールが設けられている。 |
赤外線通信のセンサーは背面のメインカメラの上部に設けられている。
ドコモUIMカードスロットとmicroSDカードスロットは背面カバーを開けた本体部に設置されている。おサイフケータイにも対応している。
購入時に貼ってある「おサイフケータイ」に関する注意書きのシール。おサイフケータイにも対応している。 |
《パッケージ、付属品》
Optimus G L-01Eとパッケージ |
パッケージの内容は下記の通りだ。
・Optimus G L-01E本体(バッテリー、リアカバー含む)
・microSDHCカード(16GB)試供品
・卓上ホルダ L13
・説明書類
16GBのmicroSDHCカードが付属していることは嬉しいことだが、ACアダプタがないことには注意してほしい。Optimus Gに限らない話だが、家庭用コンセントから充電したい場合には、USB-ACアダプタを購入する必要がある。市販品でもよいが、ドコモ純正品を購入したい場合は、「ACアダプタ03」などを選ぼう。
卓上ホルダは背面にmicroUSB端子があり、そこにmicroUSB-USBケーブルを接続すれば充電スタンドとしても利用できる。
卓上ホルダとOptimus Gの接点はmicroUSB端子。
左写真が背面。右写真が底面。背面にはmicroUSB端子があり、
ACアダプタ等とUSBケーブル経由で接続できる。
ACアダプタ等とUSBケーブル経由で接続できる。
また、卓上ホルダにはOptimus Gを横向きにセットする。適度な角度がつくので、動画視聴時には便利だし、見やすい。ただし、ボリュームボタンが押せなくなってしまうので、その点は残念。
卓上ホルダにセットしたところ。動画視聴時にはちょうどよい角度。
第3回目では機能面を紹介したい。
【情報元、参考リンク】
・Optimus G L-01E製品紹介ページ
・GAPSIS/【一条真人取材レポート】 オレ予想では日本市場のトップを狙える端末「Optimus G」。発表会&端末レビュー