「Pairin」はAndroid/iPhone/フィーチャーフォン、いずれのプラットフォームでも利用できる |
例えば夫がiPhone、妻がAndroidなど、利用プラットフォームが異なっていても“ペア”として利用することができる。
一般に恋人同士、夫婦、家族、友達同士など、小さなコミュニティにおいてメッセージや写真のやり取りをするツールにはメールやSNSが利用されていると思う。しかし、メールの場合は過去のメッセージのやり取りの検索性が必ずしも良いとは言えず、さらに写真との紐付きもない。もちろん、写真が添付されたメールのやり取りを見れば、その時の思い出を写真付きで振り返ることは可能だが、添付されていない写真までは参照できない。結局、それらの写真は、写真を管理しているアルバムソフトや、直にフォルダを覗いてチェックしていくしかない。
また、位置情報も紐付けられていないことが多いはずだ。
これら写真、メッセージ、位置情報などを使ったコミュニケーション及びデータを記録していけるアプリ/サービスがPairinで、データは“ペア”として登録されている二人しか見ることができない。SNSの場合は特に何も設定しなければ他のユーザーにも公開されてしまうし、設定していたとしても間違えて一般公開してしまう、という危険性もある。
しかし、Pairinの場合は最初から“二人での利用”に絞ったサービスなので、その心配はない。
機能のイメージとしては“二人だけのLINE”、“二人だけのTwitterや多機能チャット”といった感のアプリだ。
二人だけのタイムラインが用意され、そこにお互いがメッセージ、写真や位置情報、スタンプなどを投稿することができる。投稿された写真にはコメントやスタンプを残すこともできるし、写真にはフィルタ加工をすることもできる。スタンプは、その時その時の気持ちを表せるようなものが用意されており、テキストだけだと無味乾燥になりそうなメッセージでも、感情を添えることを可能にしてくれる。
二人だけのタイムライン |
様々なデザインのスタンプも利用できる |
また、トップ画面の画像設定は二人共通で、それぞれが設定変更操作をすることができる。そのため、実はこのトップ画像の変更によってちょっとしたコミュニケーションやサプライズを演出することも可能だ。恋人の誕生日に、何か特別な画像に設定変更して驚かせることもできる。相手側からするとトップ画像がいきなり変わっているので、サプライズだ。
Pairinが思い出記録・コミュニケーションツールとして、一般のメールなどに比べて優れているのは、写真も含めて、過去の思い出を検索しやすいからだ。思い出を二人で振り返るときに、とても便利な管理サービスになる。
なお、Pairinの利用にあたってはユーザー登録は不要で、すぐに始めることができる。
お互いのスマートフォンにアプリをインストールし、ペア設定をすればいい。ペア設定はアプリ内にQRコードを表示させ、相手のスマートフォンで読み取るだけだ。QRコードのほか、メールを使ってペア設定をすることも可能なので、遠距離恋愛中の方でも問題ない。
“ペア”になるにはQRコード、メールなどを利用する |
さらに、アプリにはパスワード(4ケタの数字)の設定もできるので、二人だけの情報をしっかりとガードすることもできる。
データは2か月分が保管され、直近1か月分を閲覧することができるようになっている。
動作要件は下記の通り。
【スマートフォン】
・iOS5以降が動作するiPhone、iPod touch
・Android 2.2以上
【フィーチャーフォン】
・NTTドコモ:iモードブラウザ2.0以上(iモードブラウザ2.0LEは除く)
・ソフトバンクモバイル:8xx、9xx、0xx、1xx 各シリーズ
・au:全機種
最後に、Pairinは“二人”向けのサービスだが、一人で使うことも可能だ。“ひとりペアリン”でも、写真、コメント、位置情報、スタンプを記録していくことができるので、旅行や思い出記録アプリとして使っていくことができる。“ひとりペアリン”も、やや寂しいかもしれないが、オススメだ。
【情報元、参考リンク】
・Google Playストア/Pairin
・App Store/Pairin
・フィーチャーフォン向けPairin
・PairinのTwitter公式アカウント
・Pairin公式サイト(Facebook)