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【端末レビュー】おっさんから女の子にまでマッチする「GALAXY Note SC-05D」 前編

GALAXY Noteで似顔絵を
描いていただいた
最近はEvernoteのようなデジタルデータをデータベース的に保存できるサービスがいくつも登場して普及が進んできている。そのため、メモも最終的にデジタルデータであることが求められるようになってきた。

その影響か、デジタル化を売り物にした紙のノートがいくつも登場している。メモにペンで書いてスマートフォンのデジカメ機能で撮影して取り込むものが多いが、なかにはグラフィックデータとしてでなく文字をOCRするものもある。

さまざまな試みがあるが、正直、現時点ではこれらのデジタル化対応メモのなかに決定的な製品はないようだ。

■Sペンて何だ?

そんな状況のなか、ペン入力によってデジタルデータとして入力できるスマートフォンがサムスン電子の「GALAXY Note」(SC-05D)だ。GALAXY Noteがすごいのはそのペン入力機能だ。日本のWacom(ワコム)の協力によって開発されたというその機能は128段階で筆圧を検知する。筆のペン先を選択することでリアルな筆圧の変化を表現することもできる。

この手書き入力に使われる専用ペンは「S Pen(エスペン。以下「Sペン」)」と呼ばれ、ボディ下部に収納することができる。このペンは側面にボタンを持ち、単にペン入力するだけでなく、コマンドを実行することもできる。ボタンを押しながら画面を長押しすると、画面キャプチャができてしまうのだ。画面キャプチャする機会が多いメディアの人には実にありがたい機能だ。

それにしても、GALAXYシリーズというのはやたらに画面キャプチャがしやすいのが気になる。そのキャプチャのしやすさからか、Androidメディア業界関係者はよくGALAXYを使っている。まずは業界人に使わせて、こんなに普及しているというアピールをするのに利用しているのでは? と疑ってしまうほど。そのシリーズのなかでもGALAXY Noteのキャプチャのしやすさは際立っている。

GALAXY Note SC-05D

ペンはボディ下部に収納できるのが便利。


■ペン対応アプリ

GALAXY Noteには、そのペン入力を活かすためにいくつかのアプリが搭載されているが、なかでも便利なのが手書きで手軽にメモできるSメモ、そして、スケジュール入力ができるS Plannerだ。さらに、GALAXY Noteには手書き文字を高い精度で認識してくれるアプリ「7notes mazec」 がプリインストールされているため、手書き文字をOCR認識させて、通常キーボードで入力する文字と同じようにデジタル変換させ、普通のアプリで手書き文字入力することさえできる。Google検索での入力も可能だ。

このOCR文字認識機能の出来はなかなかスムーズだが、CPUパワーが強力なのも効いているのだろう。Sメモは紙のように素早くペンを動かすと、ついてこられないシーンもあったが、少しゆっくり描いてあげれば、比較的、実用レベルのスピードでメモがとれる。

7notes mazecの手書きOCR入力はブラウザでも使える。


また、手書き対応アプリとしては「プリプリまろん」(※プリインストールされているアプリではないです。Google Playのこちらのページから入手可能)とかも面白い。これはiPhone版も出ているデコ写真アプリで、手軽に写真をいろいろデコることができる。

デコりが楽しい「プリプリまろん」


GALAXY Noteの発売記念キャンペーンとして渋谷や原宿、秋葉原などで、Sペンを使って似顔絵を描いてもらえるというイベントがあり、僕も秋葉原のヨドバシ前で描いていただいた。

そんなイラストが描けるポテンシャルは凄いのだが、普通の人にはそのようなテクニックはない。しかし、「プリプリまろん」であれば、僕でも手書きで楽しくデコることができる。


似顔絵を描いていただいた




(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/GALAXY Note SC-05D製品紹介ページ

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